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自然、文化、そして不平等 ―― 国際比較と歴史の視点から
「格差」とは何か? 世界的ベストセラー『21世紀の資本』著者による大注目作!
世界的ベストセラー『21世紀の資本』のトマ・ピケティが、「格差」について考察。
「r>g」の衝撃から10年。戦争、気候危機、経済不安などを受け、世界は”第二次ピケティ・ブーム”へ。
その最新思想エッセンスを、ピケティみずからコンパクトな一冊にまとめたのが本書である。
・「社会は平等に向かうべき」との思想はいつ始まったのか
・所得格差が最も少ない地域、最も多い地域は?
・「所得格差」と「資産格差」について
・累進課税制度の衝撃
・世界のスーパーリッチたちの巨額税金逃れ問題について
・ジェンダー格差をどう考えるか?
・環境問題の本質とは、「自然資本の破壊」である
・炭素排出制限量において、取り入れるべきアイデア
・「戦争や疫病が平等を生む」という定説は本当か
――「持続可能な格差水準」は、存在するのだろうか?
自然、文化、そして不平等 ―― 国際比較と歴史の視点から
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自然、文化、そして不平等 国際比較と歴史の視点から
2023/07/19 15:12
格差による不平等
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
ピケティが得意とする不平等、格差の問題を扱った講演集である。経済的格差は、それを無くそうとする試みはなされているのだろうが、結果としては表れていない。不平等というものが、生まれながらのものではないというデータを示している。資源国であるとかないとか、地理的な要因とかえはなく、社会システムの不備・不平等が大きな要因であるようだ。さらに環境破壊により生じている気候変動に目を向けても、二酸化炭素排出量は、資産上位10%層の排出が顕著であるとも示している。システムの大きな改革が必要だが、どの政府も腰が重い。
2025/01/22 22:20
ピケティのエッセンス
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ichikawan - この投稿者のレビュー一覧を見る
『21世紀の資本』をはじめとする大部の本はさすがにとっつきづらいなあと思って尻込みしている人は本書から入るのもいいかもしれない。ピケティのエッセンスがつかめる。