電子書籍
美術探偵・神永美有
著者 門井慶喜
「その絵がもし贋物なら、見た瞬間、苦みを感じ、本物なら甘みを覚えます」。美術品の真贋をその舌に感じる味覚で見抜く美術コンサルタント・神永美有。
短大の美術講師・佐々木昭友にもたらされた、「ボッティチェッリの『秋』が発見された」との情報、半信半疑で出かけた佐々木だが、同席した神永は絵を見た瞬間、強烈な甘みを感じたという。「秋」はイタリア・ルネッサンス期の巨匠の真筆なのか、それとも手の込んだ贋作なのか?
ボッティチェッリ、フェルメールから正倉院御物、江戸時代の涅槃図まで、美術にまつわる謎を解く5篇。
解説・大津波悦子
天才たちの値段 美術探偵・神永美有
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紙の本注文の多い美術館
2017/11/12 11:02
システム不備なく視界良好
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
神永美有の仕事も軌道に乗って、
シリーズとしても解決までの道筋が
いよいよ堂に入ってきた3巻。
よくこのペースで
これだけの量の歴史的雑学で
物語を編めるものだとただただ感服してしまう。
最後の「春のもみじ秋のさくら」
美術品についてまわるカネのにおいが苦手な人(自分のことだ)
にも純粋な目で「美術品」をみるためにいい1篇だと思う。
2023/02/18 11:34
美術には疎いけど
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
そんなことは気にならず、楽しく読めた。
登場の仕方が唐突だったけど、それもアリかな。
最後の終わり方によらず、続きがあるということで、そちらも楽しみ。
紙の本天才までの距離
2018/02/08 13:49
微妙
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投稿者:もちいりちからうどん - この投稿者のレビュー一覧を見る
こちらに美術の知識が乏しいためか微妙な感じの面白さ。
あっという間に読了したし、すぐ続編に突入。
ってことはやっぱり面白いのか。
1冊目では主人公のユニークさはあまり有効でないような、むしろワトソン役の佐々木氏に感情移入。主人公の人間性があらわになってくればシリーズ物として続いていくかもしれない。ネタ切れにならないことを祈る。