電子書籍
播磨国妖綺譚
著者 上田早夕里
美しく、時に切ない。播磨国で暮らす「陰陽師」の物語
律秀と呂秀は、薬草園をあずかりながら庶民と暮らす、心優しい法師陰陽師の兄弟。ある出来事をきっかけに、彼らは一匹の鬼と出会う。
※この電子書籍は2021年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
播磨国妖綺譚 あきつ鬼の記
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2024/03/09 15:46
室町時代の陰陽師
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
室町時代15世紀半ば、将軍足利義教(最近この将軍の治世の頃の物語をよく読む。)の時代。播磨の国を舞台に、芦屋道満の子孫である法師陰陽師の兄弟が、物の怪と人の世界の狭間で、人情を語る。「鬼は人のできぬことをする、人は鬼のできぬことをする。」といいう言葉通り、人が人として迷いながらも生きていくことを描いている。温かみのある物語でした。