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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.5 4件

三人書房

著者 柳川一(著)

若き日の江戸川乱歩を描く、流麗な謎解き譚。第18回ミステリーズ!新人賞受賞作。/第18回ミステリーズ!新人賞選考経過、選評=大倉崇裕 大崎梢 米澤穂信/(本電子書籍は『紙魚の手帖vol.01』(2021年10月初版発行)に掲載の同作品を電子書籍化したものです。)

三人書房

税込 110 1pt

三人書房

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みんなのレビュー4件

みんなの評価3.5

評価内訳

  • 星 5 (0件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

三人書房

2023/12/18 15:35

69歳で!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る

ミステリーズ!新人賞受賞、71歳で作家デビュー!
すごいな。
各作品個別でも、連作としても、しっかりハマってる。
見事です。

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三人書房

2023/12/10 17:34

若き日の乱歩

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

乱歩の若き日、作家となってから、持ち込まれたり気になったりした謎に迫ります。
友人のため、弟のため、大切な人が巻き込まれる前に問題を解決。
何となくいつの間にか解決している感じなので、後から考えたら乱歩って凄いって流れですので、快刀乱麻のような爽快感はあまりない。「おお、そういうこと?」みたいな(笑)

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三人書房

2024/03/28 16:24

名探偵平井太郎の物語

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kapa - この投稿者のレビュー一覧を見る

江戸川乱歩こと本名平井太郎は、江戸川乱歩年譜によると、デビュー前の大正8年2月から翌年10月にかけ、二人の弟と「三人書房」なる古本屋を営んでいた。店は本郷区駒込林町の団子坂上にあった。書名にもなっている表題作「三人書房」は、そこに持ちこまれた「謎」を解く物語であり、第18回(2021年)「ミステリーズ!」新人賞を受賞作。本書はその続篇4篇が併録され、いわゆる連作短篇集の体裁になっている。続篇のうち3篇が書き下ろしであり、太郎が大正12年(1923年)に「二銭銅貨」でデビューして100年という節目の年に、乱歩へのオマージュとして出版された短編推理小説集である。
「謎」を解く、と書いたが、まだデビュー前で、本格的推理小説は書いていないので、「事件」を解決する、というストーリーではなく、いわば「謎解き」物語である。その謎も物騒で奇怪な謎というより、日常の生活でちょっとした違和感を覚える程度のもの。同時代の実在の著名人、松井須磨子「三人書房」、宮沢賢治「北の詩人からの手紙」、田谷力三「謎の娘師」、宮武外骨や横山大観「秘仏堂幻影」、高村光太郎「光太郎の〈首〉」が登場する。本当に接点があったどうかはわからないが、あってもおかしくない時代設定と雰囲気を漂わせている。江戸川乱歩年譜などを見ると、時代考証も正確だ。また、各編の語り手は、太郎の二人の兄弟、鳥羽造船所時代の同僚でこの頃三人書房に転がり込んでいた友人井上勝喜という実在の人物に、推理小説を好み、太郎と井上と推理小説談議を楽しむ青山梅という架空の登場人物が、語り手となるという工夫がされている。
ただ「謎解き」と登場人物の会話・行動を読んで楽しむこともできるが、本書は、謎の内容や登場人物とその行動が、後の乱歩作品につながってくるという仕掛けも巧妙で、それがどこにあって、どの作品に結実したかを推理する愉悦もある本だ。例えば、最初の「三人書房」、松井須磨子の遺書らしい手紙を発見するのは、彼女の隠れた恋人らしき人物の蔵書の中。その内容を平井兄弟・井上、梅は読み解こうとする。これは、まさに二つの割れた「二銭銅貨」からでてきた暗号の解読と同じシチュエーションである。井上は、太郎への敵愾心もあり、暗号を探し出し必至に解読しようとするが、これも「二銭銅貨」の「私」と「村松武」のやり取りを彷彿とさせる。そして最後は「二銭銅貨」と同じ結末、微笑ましい「冗談」で終わる。
その他にも、太郎が変装して探偵活動をする場面や「支那ソバ屋」を開業する場面などは、「怪人二十面相」を予期させるとしているが、むしろ「明智小五郎」ではないだろうか。明智小五郎の物語 (「明智小五郎事件簿1~12 」集英社文庫2016-2017)は大体読んだが、その他にも気付かなかった「仕掛け」もあると思う。
五編のなかでは、葛飾北斎とその娘お栄が関係する「秘仏堂幻影」が楽しめた。ホームズの名言「全ての可能性としてあり得ないことを除外して最後に残ったものが如何に奇妙なことであってもそれが真実となる」という推理方法どおりの展開。他の作品には、小説、日本画、彫刻という形で、太郎と謎解明との架空の接点が残されているのだが、この作品では、太郎の推理が正しかったかどうかの証明ができない結末。まさに100年前の大地震、関東大震災で焼失してしまったのだ。デビュー100年とシンクロする結末である。

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