- みんなの評価
7件
羊をめぐる冒険
著者 村上春樹
「羊のことよ」と彼女は言った。「たくさんの羊と一頭の羊」「羊?」「そして冒険が始まるの」 故郷の街から姿を消した〈鼠〉から〈僕〉宛に、ある日突然手紙が届く。同封されていた一枚の写真が、冒険の始まりだった。『1973年のピンボール』から5年後、20代の最後に〈僕〉と〈鼠〉がたどり着いた場所は――。野間文芸新人賞受賞の「初期三部作」第三作。
羊をめぐる冒険
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
2017/01/05 10:17
探求と喪失の物語
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アルファ - この投稿者のレビュー一覧を見る
20年振りに再読しました。村上春樹の描く世界に浸りながら、良い時間を過ごしました。物語に論理性を求める人には、読後も多くの謎を残す作品。この村上春樹的世界ではこういうものなのだ、と受容できる人向け。しかし間違いなくこれは名著。
羊をめぐる冒険
2020/04/12 00:49
青春の喪失と再出発
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
何度読んでも素晴らしいと思える名作。外部からのきっかけをもとにし、それに引きずられるように冒険をしているという批判があるにせよ、青春の延長のような日々を喪失し、それでも歩みだそうとする姿勢は感動的。
2024/11/12 20:49
三部作、なのか
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
三部作と言われているのだが、全2作読んでからかなり間が開く。相変わらずすかした文章であるが、この小説ではまあ決っている。奇矯な人物、奇抜な設定で面食らう人もいるのだろうが、自分はこの小説おもしろかった。こんなにアルコールが飲めたら愉しいだろうと思うし、「羊男」に会ってみたい。