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5件
スイッチ 悪意の実験
著者 潮谷 験
夏休み、お金がなくて暇を持て余している大学生達に風変わりなアルバイトが持ちかけられた。スポンサーは売れっ子心理コンサルタント。彼は「純粋な悪」を研究課題にしており、アルバイトは実験の協力だという。集まった大学生達のスマホには、自分達とはなんの関わりもなく幸せに暮らしている家族を破滅させるスイッチのアプリがインストールされる。スイッチ押しても押さなくても1ヵ月後に100万円が手に入り、押すメリットはない。「誰も押すわけがない」皆がそう思っていた。しかし……。
第63回メフィスト賞を受賞した思考実験ミステリが文庫化!
スイッチ 悪意の実験
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2024/08/19 13:05
悪意ね
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
ごく当たり前のように悪意を持ってる人はいるからなあ。
そういう人に当たったら運が悪いと思うしかないか。
本作では、普通なら誰も押さなかったと。
たまたまの事象があったから押すことになったってことで。
実は裏がありましたっていうのも、なんだか。
スイッチ 悪意の実験
2024/05/07 13:46
スイッチ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
軽い、お気楽な口調で、「純粋な悪」について語っている。軽いから、すんなりと読めるが、もっとシリアスな冗談抜きの調子だったら、同じストーリーでもがらっと変わって、重いものになっただろうな。
誰がスイッチを押すか、に終わらなかったのは面白かった。
が、「純粋な悪」の反対が「中途半端な善意」というのもよくわからなかったし、宗教の教義も安っぽかったのが残念。
スイッチ 悪意の実験
2023/10/17 06:51
悪意の実験
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いずみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
途中から宗教がでてくるのだが、この宗教にさっぱり説得力がないのが残念。
対抗する主人公のことば「自分の価値をゴミ箱に放り投げることは、無意味に人を傷つけるのと同じくらいの悪口なんですよ」