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ドイツ誕生 神聖ローマ帝国初代皇帝オットー1世
著者 菊池 良生
現在のドイツの源流になった神聖ローマ帝国。その初代皇帝・オットー1世の人生は戦いにまみれたものだった。身内からの反乱にイタリア遠征、そして強敵ハンガリーとの戦争。オットー1世の生涯を辿ることで、中世ヨーロッパが見えてくる。
【本書の内容】
●五賢帝時代からハインリヒ一世の登場まで
●父ハインリヒの遺産
●兄と弟の反乱
●第一次イタリア遠征
●息子リウドルフの反乱
●レヒフェルトの戦い
●第二次イタリア遠征
●皇帝戴冠
●束の間の帰郷
●第三次イタリア遠征
●ビザンツ帝国との対立
●帰郷、そして死
ドイツ誕生 神聖ローマ帝国初代皇帝オットー1世
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2024/10/25 14:21
初代神聖ローマ帝国皇帝とドイツ意識の誕生
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
初代神聖ローマ帝国の皇帝オットーのインターナショナルな方向を目指したイタリア政策が本人は全く意識してなかったもののナショナルなドイツ意識の誕生の要因になっていたという論説など面白かった。
2025/04/04 08:46
皇帝の凄まじい一生
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
実態がわかりにくい「神聖ローマ帝国」の初代皇帝オットー1世の伝記である。現代の「国民国家」という考え方にとらわれてしまっている我々とはまるで違った形 考え方をベースとした「帝国」がなかなかに興味深い。特に「国とは王家の私有財産であった。」という話には感銘を受けた。それにしても、身内 子どもたちに次々と先立たれた人生だったんだな。
ドイツ誕生 神聖ローマ帝国初代皇帝オットー1世
2023/04/12 22:00
内乱の克服から外征へ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:K2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
東フランク王から皇帝に即位し、「神聖ローマ帝国」を開いたオットーの人生を紹介。物語り風の叙述スタイルで読みやすい。オットーのイタリアへのこだわりが、結論として東フランク、のちのドイツとしてのまとまりを促したとのこと。それにしても、内乱の克服から外征への展開は、古今東西を問わず繰り返されるストーリーではある。