- みんなの評価
6件
口訳 古事記
著者 町田 康
アナーキーな神々と英雄たちが繰り広げる、〈世界の始まり〉の物語。
前代未聞のおもしろさ!!日本神話が画期的な口語訳で生まれ変わる!町田康の新たな代表作。
「汝(われ)、行って、玉取ってきたれや」「ほな、行ってきますわ」
イザナキとイザナミによる「国生み」と黄泉国行、日の神アマテラスの「天の岩屋」ひきこもりと追放された乱暴者スサノオのヤマタノオロチ退治、何度も殺されては甦ったオオクニヌシの国作り、父に疎まれた英雄ヤマトタケルの冒険と死、帝位をめぐる争い、女たちの決断、滅びゆく者たち――。
奔放なる愛と野望、裏切りと謀略にみちた日本最古のドラマが、破天荒な超絶文体で現代に降臨する!
口訳 古事記
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
口訳古事記
2023/06/27 19:00
声に出して読みたい
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:amisha - この投稿者のレビュー一覧を見る
めっさ、おもろい。
中学生の時に中島らもを読み漁った感覚が脳内に蘇る。
河内弁寄りの関西弁。
声に出して朗読してみたくなる。
2024/10/24 21:34
あっさり風味
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
個人的には『一言主の神』や『末摘花』のように微に入り細を穿つような構成を期待していたのだけれど、存外あっさりしていて短時間で読み終わってしまった。
もっとも『古事記』そのものがお話の展開がもの凄く早いし、前置きなしに登場してそれきり行方知れずという神様・人物も多いから、ここのバランスの取り方は難しいと思う。実は現存しないだけでそれは長いお話があったのかも知れない、がそれはまた別の物語である、なんて。
神話に脈絡や丁寧な語り口を求めるのがそもそも間違いとは思うけれど、ただでさえ色々ひどい『ソードマスターヤマト』が打ち切りに伴い最終話を三ページに圧縮されたような、とんでもない超展開としか言いようのない速さで進むこともある。まさか記紀神話とギャグ漫画がこんな形でつながるとは思ってもみなかったよ…。
日本国の始まりを描いた『古事記』、神話と言っても神様の存在は割りと身近に感じられるし、大らかで伸び伸びとしたこの感覚は日本ならではとも感じさせられる。僕らの来歴を語るその神話を大切にしたい。
口訳古事記
2024/04/12 12:55
続くんですか?
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
天地ができた原初から仁徳天皇まで。解りやすくて面白い。聖徳太子まで続くんですか?
現代語訳はほかにも読んだことがあるけど、翻訳はやはり解釈の違いが出て面白い。