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11件
十戒
著者 夕木 春央
殺人犯を見つけてはならない。それが、わたしたちに課された戒律だった。
浪人中の里英は、父と共に、叔父が所有していた枝内島を訪れた。
島内にリゾート施設を開業するため集まった9人の関係者たち。
島の視察を終えた翌朝、不動産会社の社員が殺され、そして、十の戒律が書かれた紙片が落ちていた。
“この島にいる間、殺人犯が誰か知ろうとしてはならない。守られなかった場合、島内の爆弾の起爆装置が作動し、全員の命が失われる”。
犯人が下す神罰を恐れながら、「十戒」に従う3日間が始まったーー。
週刊文春ミステリーベスト10(「週刊文春」2022年12月8日号)国内部門&MRC大賞2022など4冠に輝き、ミステリ界を震撼させた『方舟』夕木春央、待望の最新作!
十戒
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2023/09/12 10:38
熟読
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:maxim03 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み終わってから公式の解説まで読んで欲しいです。
十戒
2023/08/19 19:27
クローズドサークル
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
リゾート開発のため孤島を訪れた9人が発見した大量の爆弾。翌朝1人が殺害され、起爆装置を持つ犯人に命を握られた極限状態の中、「十の戒律」に従いながら生還をはかるクローズドサークルミステリ。
殺人犯と島に閉じ込められただけでも気が狂いそうなのに、そこに爆弾と、戒律が足される事でのダメージが凄まじい。あまりの緊迫感に神経がジリジリと磨り減らされる巧妙な設定。
設定はとても好きだけれど、犯行動機がイマイチ短絡的で、もやっとする部分も残った。『方舟』から推測が出来る展開だったのと、『方舟』ほど登場人物一人一人にスポットが当たってなかった分、共感や衝撃はだいぶ薄く感じた。
十戒
2024/01/24 12:07
ミステリーではない
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後に、実はこうでしたっていう情報が明らかになるからね。
その点を気にしなければ、おもしろかった。
ただなあ、限られた時間で、あそこまでの文章を
普段と違う筆跡で書くってのはどうだろうか。
それを言ったら、そもそも現実離れしてるわけだけど。