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23件
忘却探偵(文庫版)
著者 西尾 維新
眠ると記憶を失う名探偵・掟上今日子。彼女のもとに最先端の映像研究所で起きた機密データ盗難事件の依頼がもたらされる。容疑者は4人の研究者と事務員・隠館厄介。身体検査でも見つからず、現場は密室。犯人とデータはどこに消えたのか。ミステリー史上もっとも前向きな忘却探偵、「初めまして」の第1巻。(同一内容の単行本版も配信中)
掟上今日子の色見本(文庫版)
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2024/07/03 22:41
☆掟上今日子の旅行記☆
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
忘却探偵《掟上今日子》シリーズの第8弾です。
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隠館厄介は、勤め先である旅行代理店でまたしてもトラブルに巻き込まれ、仕事を馘首される。退職金代わりにもらったパリ行きの航空券、これを利用して、一人旅に出ることに・・・ ただ、その旅先のパリの空港で、今日子の姿を目にする。本人であることを確認しようと、今日子の後を追い始めた厄介は、逆に本人に見つかってしまい、成り行きで今日子の助手を務めることになった。彼女がパリに来た目的は、「エッフェル塔を盗む」という《怪盗淑女》の犯行予告を阻止してほしいとの依頼によるものだ。今日子は、自分がパリにいる間に眠って記憶を失うことがないようにと、厄介に協力を要請。しかし、厄介と離れて部屋に戻った隙に、今日子はベッドで眠り込んでしまう。案の定、厄介の前に姿を現した今日子は記憶を失っていた。厄介が助手であるという事実だけは、契約として体に書き残したメモにより理解していたが、今日子は、厄介に対して自分が怪盗であると名乗ったのだ! 不審に思った厄介が今日子の腕を確認すると、本来「探偵」と書かれているはずの部分が「怪盗」に書き換えられていた! 怪盗であると上書きされてしまった今日子は、エッフェル塔を盗むための策略を本気で考え始める・・・
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それにしても、掟上今日子、不思議な存在です。
掟上今日子の備忘録
2019/08/12 16:16
ドラマも好きでした
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドラマ化されると聞いて、手にしたのが始まりでしたが、面白くて、時に切ない結末もあって、すっかりハマりました。
しかし、どんどんシリーズが発売されて、追いつけていない…これからどんどん読んだいきたいです!
2025/04/19 14:36
☆掟上今日子の色見本☆
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
掟上今日子シリーズ第10弾
掟上今日子が誘拐された! という衝撃の展開で、物語が始まります。
突然の脅迫電話を受けた置手紙探偵事務所唯一の従業員である親切守は、掟上今日子を救出すべく、手探りで捜査を開始していきます。
一方、掟上今日子は犯人のもとで目を覚まして、誘拐犯との知恵比べに(飄飄としながら)挑みます。
物語は、犯人目線と親切守目線を交互に切り替えて進んでいきます。
犯人は、自身の徹底的な下調べを基にした誘拐に、最初は絶対の自信をのぞかせるも、今日子と実際に対峙することで徐々に追い詰められてしまいます。
一方、親切の方は、迷い、勘に頼りながらも、今日子の今までのルーティンや言動を思い返しつつ、自力で事件真相に進んでいきます。
作中、今日子はやけに自身のファッションを気にし、親切と連絡が取れた僅かな間にも、色見本をみて自分の指示する洋服を用意するよう指示する始末。犯人にとっては他愛無いものかも知れなかったが、この行動が、今日子自身の救出劇へとつながる。
やはり、今日子さんは、謎多き人物だ。