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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.9 35件

電子書籍

虚構推理

著者 城平 京,片瀬 茶柴

<2020年1月アニメ放送開始!>
<本格ミステリ大賞受賞作シリーズ!>
<シリーズ累計300万部突破!>

【放送情報】
テレビ朝日 1月11日より毎週土曜25:30~
MBS    1月11日より毎週土曜26:38~
BS日テレ  1月14日より毎週火曜24:00~
dアニメストア、GYAO!ほかにて配信!

【CAST】
岩永琴子:鬼頭明里 桜川九郎:宮野真守
弓原紗季:福圓美里 七瀬かりん:上坂すみれ
寺田刑事:浜田賢二 桜川六花:佐古真弓

【STAFF】
原作:城平 京(講談社タイガ刊) 漫画:片瀬茶柴(講談社『少年マガジンR』連載)
監督:後藤圭二 シリーズ構成:高木 登
キャラクターデザイン・総作画監督:本多孝敏
アニメーション制作:ブレインズ・ベース 制作:NAS

【MUSIC】
オープニング:「モノノケ・イン・ザ・フィクション」嘘とカメレオン
エンディング:「LAST DANCE」宮野真守

巨大な鉄骨を手に街を徘徊するアイドルの都市伝説、鋼人七瀬。
人の身ながら、妖怪からもめ事の仲裁や解決を頼まれる『知恵の神』となった岩永琴子と、とある妖怪の肉を食べたことにより、異能の力を手に入れた大学院生の九郎が、この怪異に立ち向かう。その方法とは、合理的な虚構の推理で都市伝説を滅する荒技で!?
驚きたければこれを読め――本格ミステリ大賞受賞の傑作推理!

終始ゾクゾクしっぱなし……息もつかせぬ物語とはまさにこのことだと思います。意外な展開、予想外な事実、桁外れな人物、奇妙な現実、異様な虚構、奇想天外な“戦い”――。絶妙に狙い澄まして放たれる数々の“驚き”の奔流に溺れそうになりましたが、エラ呼吸を会得することでどうにか事なきを得ました。
のちの半魚人である(←新しい都市伝説)。
――『僕は友達が少ない』の平坂読氏推薦!!

「本格」の今後が有する可能性を大きく押しひろげた一作(作家・氷川透)
ただただ作者の才能に嫉妬するばかり(作家・黒田研二)
おおおお前を倒すのはこの俺だ!(作家・汀こるもの)
内奥に錨を下ろした論理、奇矯でありながらつらぬかれたロジック。破格のミステリ(作家・辻真先)
辻褄の合った論理こそ、時には真実から最も遠ざかるものではないか――(書評家・千街晶之)
驚きを通り越して爽やかな敗北感さえ抱かされた(作家・太田忠司)
「真相」の意味について刺激的な考察を展開(作家・大山誠一郎)
「本格ミステリのロジック」の持つ魅力と危うさを純粋培養したような小説(作家・光原百合)

虚構推理

税込 792 7pt

虚構推理

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みんなのレビュー35件

みんなの評価3.9

評価内訳

電子書籍虚構推理短編集 岩永琴子の密室

2024/05/11 10:56

☆虚構推理☆

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る

【みだりに扉を開けるなかれ】
岩永と九郎とのドライブ中の会話。ある事件で殺人罪として罰を受けた夫がいるのだが、彼は社会的制裁以上の恐怖を味わっているのだと岩永が言う。どうやら、彼女はこの事件の被害者である妻の亡霊を知っているのだが、彼女が予期せず夫に与えた恐怖とは?

【鉄板前の眠り姫】
常連客にしか営業しているかがわからないお好み焼き屋に、岩永がふらっと現れる。そこでなぜか雨音の影響で眠りこけてしまう岩永。軈て、九郎が迎えに来るのだが、なぜかそのお迎えを必要以上に疑う若店主。この店に、何か秘密があるのか!?

【かくてあらかじめ失われ……】
離婚した父が嘗て亡くなったのだが、実はそれはある人物による自殺に見せかけた偽装殺人だった・・・ のだが、怪異達がいたずらで密室状態を開放し、偽の遺書を持ち去ってしまった・・・ のだが、犯人は、この予期せぬ状況をむしろ喜んでいた・・・
この幾重にも重なる不可解な状況を、岩永は「K」なる人物も登場させて、虚構推理を展開する。

【怪談・血まみれパイロン】
落語口調で語られる本作。若い男と路上の赤いコーンのお話。
果たして、若い男に付きまとうのは心霊か? 狸か? それとも虚構か?

【飛島家の殺人】
一代で飛島家を政財界の華に押し上げた女傑・飛島龍子は、夫を事故で亡くしたことをきっかけに、常に黒いベールを纏っている。その孫にあたる椿の前に現れはじめた使用人の幽霊が黙示する、老女の驚愕の過去とは?

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☆虚構推理☆

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

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【みだりに扉を開けるなかれ】
岩永と九郎とのドライブ中の会話。ある事件で殺人罪として罰を受けた夫がいるのだが、彼は社会的制裁以上の恐怖を味わっているのだと岩永が言う。どうやら、彼女はこの事件の被害者である妻の亡霊を知っているのだが、彼女が予期せず夫に与えた恐怖とは?

【鉄板前の眠り姫】
常連客にしか営業しているかがわからないお好み焼き屋に、岩永がふらっと現れる。そこでなぜか雨音の影響で眠りこけてしまう岩永。軈て、九郎が迎えに来るのだが、なぜかそのお迎えを必要以上に疑う若店主。この店に、何か秘密があるのか!?

【かくてあらかじめ失われ……】
離婚した父が嘗て亡くなったのだが、実はそれはある人物による自殺に見せかけた偽装殺人だった・・・ のだが、怪異達がいたずらで密室状態を開放し、偽の遺書を持ち去ってしまった・・・ のだが、犯人は、この予期せぬ状況をむしろ喜んでいた・・・
この幾重にも重なる不可解な状況を、岩永は「K」なる人物も登場させて、虚構推理を展開する。

【怪談・血まみれパイロン】
落語口調で語られる本作。若い男と路上の赤いコーンのお話。
果たして、若い男に付きまとうのは心霊か? 狸か? それとも虚構か?

【飛島家の殺人】
一代で飛島家を政財界の華に押し上げた女傑・飛島龍子は、夫を事故で亡くしたことをきっかけに、常に黒いベールを纏っている。その孫にあたる椿の前に現れはじめた使用人の幽霊が黙示する、老女の驚愕の過去とは?

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電子書籍虚構推理 逆襲と敗北の日

2024/05/08 20:34

☆虚構推理☆

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る

琴子と六花、そして九郎との関係性が、終盤にまた変化するような本作。
この本作は、大きく2部構成だ。

前半は、少し遡って、琴子と六花による、名乗り出ない目撃者とわざと見られるように人を滅多刺しにした犯人の真意を巡る話。
妖怪スネコスリでさえ、人間のやることは不可解で怖ろしいといわせる事件。
琴子と六花による丁々発止の推理劇を経て、《名乗り出ない目撃者》をまず見つけるが、まぁ、自身の浮気が発覚するかもと思ってしまったら、名乗り出ないだろうね・・・
そして、《わざと見られるように人を滅多刺しにした犯人》については、これは本人の心理描写が判らないものだった。動機も「綺麗なナイフを買ったから」と不可解であれば、自分が捕まりたいのか捕まりたくないのか《天啓》に任せるという、これまた不可解な人物だった・・・

後半は、キリンの亡霊を巡る話。
「それは巨大で、凶暴で、獰猛で、何より場違いな幽霊だった」
警察に呼び出された琴子と九郎。2人と因縁深い桜川六花が、奇妙な連続転落死事件に居合わせ、容疑者になっているという。
六花が2人を前に語ったのは、異郷の野獣キリンの霊による殺戮劇だった。琴子達は、彼女の無実を証明すべく調査を始め、事件の背後にある悍ましい「呪い」の存在を知ることとなる・・・

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紙の本虚構推理 逆襲と敗北の日

2024/05/08 20:33

☆虚構推理☆

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る

琴子と六花、そして九郎との関係性が、終盤にまた変化するような本作。
この本作は、大きく2部構成だ。

前半は、少し遡って、琴子と六花による、名乗り出ない目撃者とわざと見られるように人を滅多刺しにした犯人の真意を巡る話。
妖怪スネコスリでさえ、人間のやることは不可解で怖ろしいといわせる事件。
琴子と六花による丁々発止の推理劇を経て、《名乗り出ない目撃者》をまず見つけるが、まぁ、自身の浮気が発覚するかもと思ってしまったら、名乗り出ないだろうね・・・
そして、《わざと見られるように人を滅多刺しにした犯人》については、これは本人の心理描写が判らないものだった。動機も「綺麗なナイフを買ったから」と不可解であれば、自分が捕まりたいのか捕まりたくないのか《天啓》に任せるという、これまた不可解な人物だった・・・

後半は、キリンの亡霊を巡る話。
「それは巨大で、凶暴で、獰猛で、何より場違いな幽霊だった」
警察に呼び出された琴子と九郎。2人と因縁深い桜川六花が、奇妙な連続転落死事件に居合わせ、容疑者になっているという。
六花が2人を前に語ったのは、異郷の野獣キリンの霊による殺戮劇だった。琴子達は、彼女の無実を証明すべく調査を始め、事件の背後にある悍ましい「呪い」の存在を知ることとなる・・・

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電子書籍虚構推理短編集 岩永琴子の純真

2024/05/05 23:12

☆虚構推理☆

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

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【雪女のジレンマ】
今まで散々な目に遭い、人間不信となり、山の麓にある町で引き籠もり生活を送るなかで雪女と親しくなった室井昌幸に、今度は何と殺人容疑がかけられる。被害者の死亡推定時刻、昌幸は雪女と一緒にいたのだが、妖怪である雪女が警察に昌幸のアリバイを証言できるはずもなく・・・
昌幸の容疑を何とか晴らしたい雪女は、岩永琴子に相談する。
雪女と昌幸の仲を取り持つために虚構の推理を披露する。

【よく考えると怖くないでもない話】
超常現象が起こるとの噂から長い間手付かずになっていた家の解体作業を請け負った便利屋とその後輩達。解体作業は拍子抜けするほど何事もなく無事に終わったが、それはアルバイトとして来てもらった桜川九郎のお蔭じゃないかと、便利屋は後輩達に語る。

【死者の不確かな伝言】
祖父母の家を訪れていた風間怜奈は、猪の化け物と、その化け物に怖がられていた女性に出会う。怜奈が女性に話しかけると、この女性が桜川六花であることが判明。六花は、岩永琴子が高校時代に解決させた相談事にはどんなものがあったのか教えてくれと頼んできた。
怜奈は、嘗て部に持ち込まれたダイイングメッセージにまつわる相談事を話し出す。

【的を得ないで的を射よう】
岩永琴子は、桜川九郎を廃村まで連れてきて、「リンゴを頭の上に置いて矢の的となってください」と言い出す。なんでも、1週間ほど前に2匹の猿の妖怪が野原に落ちていた弓矢を、互いにこれは自分の物だと譲らず埒が明かないので、不死である九郎の頭の上に置いたリンゴを先に射貫いた方に弓矢の所有権を認める勝負をすることにしたと言うのだが・・・

【雪女を斬る】
岩永琴子は、ひょんなことから、高校時代の部活仲間である秋場蓮から相談を受けることになる。秋場の大学で知り合った友人の家系に、江戸時代、雪女を斬って名を上げた剣客がいるのだという。その剣客は、泥棒に殺められ、死ぬ間際に、「ゆきおんな」と言い残していた。
当時、無類の強さを誇る剣客を泥棒ごときが殺害できるとは考えにくく、自殺にしても、その動機がないことから、蓮の友人は、雪女の存在自体も含めて真実を知りたいと考えていた。
琴子は、真実を明らかにするために動き出す・・・

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☆虚構推理☆

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

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【雪女のジレンマ】
今まで散々な目に遭い、人間不信となり、山の麓にある町で引き籠もり生活を送るなかで雪女と親しくなった室井昌幸に、今度は何と殺人容疑がかけられる。被害者の死亡推定時刻、昌幸は雪女と一緒にいたのだが、妖怪である雪女が警察に昌幸のアリバイを証言できるはずもなく・・・
昌幸の容疑を何とか晴らしたい雪女は、岩永琴子に相談する。
雪女と昌幸の仲を取り持つために虚構の推理を披露する。

【よく考えると怖くないでもない話】
超常現象が起こるとの噂から長い間手付かずになっていた家の解体作業を請け負った便利屋とその後輩達。解体作業は拍子抜けするほど何事もなく無事に終わったが、それはアルバイトとして来てもらった桜川九郎のお蔭じゃないかと、便利屋は後輩達に語る。

【死者の不確かな伝言】
祖父母の家を訪れていた風間怜奈は、猪の化け物と、その化け物に怖がられていた女性に出会う。怜奈が女性に話しかけると、この女性が桜川六花であることが判明。六花は、岩永琴子が高校時代に解決させた相談事にはどんなものがあったのか教えてくれと頼んできた。
怜奈は、嘗て部に持ち込まれたダイイングメッセージにまつわる相談事を話し出す。

【的を得ないで的を射よう】
岩永琴子は、桜川九郎を廃村まで連れてきて、「リンゴを頭の上に置いて矢の的となってください」と言い出す。なんでも、1週間ほど前に2匹の猿の妖怪が野原に落ちていた弓矢を、互いにこれは自分の物だと譲らず埒が明かないので、不死である九郎の頭の上に置いたリンゴを先に射貫いた方に弓矢の所有権を認める勝負をすることにしたと言うのだが・・・

【雪女を斬る】
岩永琴子は、ひょんなことから、高校時代の部活仲間である秋場蓮から相談を受けることになる。秋場の大学で知り合った友人の家系に、江戸時代、雪女を斬って名を上げた剣客がいるのだという。その剣客は、泥棒に殺められ、死ぬ間際に、「ゆきおんな」と言い残していた。
当時、無類の強さを誇る剣客を泥棒ごときが殺害できるとは考えにくく、自殺にしても、その動機がないことから、蓮の友人は、雪女の存在自体も含めて真実を知りたいと考えていた。
琴子は、真実を明らかにするために動き出す・・・

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☆虚構推理☆

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

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今回は、まず、岩永琴子の高校時代のエピソードから語られる。
高校時代、琴子はミステリ研に入部するのだが、何故入部したのか、当時の部長の思惑を見透かした上で、入部するところは、さすが琴子である。

そして、メインの話へつながる。
「23年前、私は妖狐と取引し、妻を殺してもらったのだよ」
妖怪と人間の調停役として怪異事件を解決してきた琴子は、謎めいた告白とともに、妖狐と取引して妻を殺してもらったという大富豪の老人の依頼を受ける。

琴子はいかにして、妖怪の存在を伏せたまま、富豪一族に嘘の真実を推理させるのか!?
富豪一族が辿り着く、妻殺しの真相とは!?
また、琴子が一族に展開する推理とは!?

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☆虚構推理☆

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今回は、まず、岩永琴子の高校時代のエピソードから語られる。
高校時代、琴子はミステリ研に入部するのだが、何故入部したのか、当時の部長の思惑を見透かした上で、入部するところは、さすが琴子である。

そして、メインの話へつながる。
「23年前、私は妖狐と取引し、妻を殺してもらったのだよ」
妖怪と人間の調停役として怪異事件を解決してきた琴子は、謎めいた告白とともに、妖狐と取引して妻を殺してもらったという大富豪の老人の依頼を受ける。

琴子はいかにして、妖怪の存在を伏せたまま、富豪一族に嘘の真実を推理させるのか!?
富豪一族が辿り着く、妻殺しの真相とは!?
また、琴子が一族に展開する推理とは!?

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電子書籍虚構推理短編集 岩永琴子の出現

2024/04/28 00:14

☆虚構推理☆

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【ヌシの大蛇は聞いていた】
琴子へ怪異事件解決の依頼をしてきたのは、ヌシと崇められている1匹の大蛇。依頼の内容は、大蛇が棲んでいる沼に捨てられていた他殺体に絡むことだ。犯人は既に逮捕されているのだが、沼に遺体を捨てた理由に合点がいかない大蛇。犯人が死体を捨てる時に発した「うまく見つけてくれるといいのだけれど」が気になって、琴子に依頼を持ちかけたのだ。琴子は依頼者の大蛇を納得させるため、犯人とされる女の言葉に合理性を持たせる虚構推理を展開させていく・・・
ヌシと言われるだけあって細かい点にも気づく大蛇を、琴子はどのように納得させるのか?

【うなぎ屋の幸運日】
同じ時にうなぎ屋にいた梶尾という男にメッセージを伝えてほしいと、彼の亡き妻の幽霊から琴子に依頼があり、琴子はその依頼に応えるという内容のお話。
琴子が探偵役よりもメッセンジャーに徹したお話です。

【電撃のピノッキオ、あるいは星に願いを】
琴子のところに、怪異達が依頼を持ってきた。その依頼とは、ある港町で人形が暴れ回っているので何とかしてほしいというもの。人形はひとりでに動き出し電撃を放ち攻撃してくるので、手も足も出せないということだ。
琴子が調査してみると、この事件には善太という老人が関与していることが判明。彼には孫娘がいたのだが、観光で町を訪れていた大学生の運転する車に轢かれて亡くなっていた。孫を失った悲しみも癒えぬまま、善太は一心不乱に人形制作に打ち込み、完成した人形のピノッキオが、暴れている人形だった。
ピノッキオはなぜ暴れているのか? 善太が大学生に恨みを持っているのは確かなのだが、ピノッキオは大学生達を攻撃していない。この謎を、琴子はどう解決するのか?

【ギロチン三四郎】
依頼主は、ギロチンに憑いている神様。依頼内容は、義弟をギロチンで殺害したとして逮捕された容疑者の言動に納得がいかないので、真相を究明してほしいというものだ。
最初から最後まで熟睡していた琴子になり代わって、彼氏の九郎が活躍する作品です。

【幻の自販機】
依頼主は狸の怪異。そして依頼内容は、依頼主が設置した幻のうどんの自販機を警察の手から守ってほしいというものだ。なぜ自販機が警察の捜査対象になったかというと、ある事件の容疑者として取り調べを受けた男が、その自販機を利用したことを供述。利用時間によってはその男のアリバイが成立するため、警察が自販機を調べることになったのだ。
この事件、琴子はどのような虚構推理を展開するのか?

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☆虚構推理☆

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【ヌシの大蛇は聞いていた】
琴子へ怪異事件解決の依頼をしてきたのは、ヌシと崇められている1匹の大蛇。依頼の内容は、大蛇が棲んでいる沼に捨てられていた他殺体に絡むことだ。犯人は既に逮捕されているのだが、沼に遺体を捨てた理由に合点がいかない大蛇。犯人が死体を捨てる時に発した「うまく見つけてくれるといいのだけれど」が気になって、琴子に依頼を持ちかけたのだ。琴子は依頼者の大蛇を納得させるため、犯人とされる女の言葉に合理性を持たせる虚構推理を展開させていく・・・
ヌシと言われるだけあって細かい点にも気づく大蛇を、琴子はどのように納得させるのか?

【うなぎ屋の幸運日】
同じ時にうなぎ屋にいた梶尾という男にメッセージを伝えてほしいと、彼の亡き妻の幽霊から琴子に依頼があり、琴子はその依頼に応えるという内容のお話。
琴子が探偵役よりもメッセンジャーに徹したお話です。

【電撃のピノッキオ、あるいは星に願いを】
琴子のところに、怪異達が依頼を持ってきた。その依頼とは、ある港町で人形が暴れ回っているので何とかしてほしいというもの。人形はひとりでに動き出し電撃を放ち攻撃してくるので、手も足も出せないということだ。
琴子が調査してみると、この事件には善太という老人が関与していることが判明。彼には孫娘がいたのだが、観光で町を訪れていた大学生の運転する車に轢かれて亡くなっていた。孫を失った悲しみも癒えぬまま、善太は一心不乱に人形制作に打ち込み、完成した人形のピノッキオが、暴れている人形だった。
ピノッキオはなぜ暴れているのか? 善太が大学生に恨みを持っているのは確かなのだが、ピノッキオは大学生達を攻撃していない。この謎を、琴子はどう解決するのか?

【ギロチン三四郎】
依頼主は、ギロチンに憑いている神様。依頼内容は、義弟をギロチンで殺害したとして逮捕された容疑者の言動に納得がいかないので、真相を究明してほしいというものだ。
最初から最後まで熟睡していた琴子になり代わって、彼氏の九郎が活躍する作品です。

【幻の自販機】
依頼主は狸の怪異。そして依頼内容は、依頼主が設置した幻のうどんの自販機を警察の手から守ってほしいというものだ。なぜ自販機が警察の捜査対象になったかというと、ある事件の容疑者として取り調べを受けた男が、その自販機を利用したことを供述。利用時間によってはその男のアリバイが成立するため、警察が自販機を調べることになったのだ。
この事件、琴子はどのような虚構推理を展開するのか?

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電子書籍虚構推理

2024/04/21 10:42

☆虚構推理☆

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巨大な鉄骨を手に街を徘徊するアイドルの都市伝説《鋼人七瀬》。妖怪から揉め事の仲裁や解決を頼まれる《知恵の神》となった岩永琴子と、とある妖怪の肉を食べ異能の力を手に入れた大学生の九郎が、この怪異に立ち向かう。

幼い時に何者かに連れ去られ、一眼一脚の知恵の神となって帰された、琴子
幼い時に妖怪《件》と《人魚》の肉を食べさせられ、未来予知と不老不死の力を得ることとなった、九郎
ダブル主人公は、どちらも、人間離れした存在だ。

また、彼らが解決するのは、《人ならざる者》の引き起こす事件だ。

今回は、アイドルのような姿をし、鉄骨を振り回す巨乳女性の亡霊《鋼人七瀬》の事件を解決することだが、これが狂暴化し、手が付けられなくなっていた。
やがて、《鋼人七瀬》は、警察官を殺害するという凄惨な事件を引き起こした。

《鋼人七瀬》を捕らえるためには、《鋼人七瀬》を強大化させている《ネットの噂》を弱めることが必要であり、そのためには、真実っぽい虚構を人々に提示する必要がある。ここに、真相究明とは違う、虚構推理を展開することになる。

琴子が構築する4つの虚構推理は、《鋼人七瀬》を弱らせることができるのか!?

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紙の本虚構推理

2024/04/21 10:41

☆虚構推理☆

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巨大な鉄骨を手に街を徘徊するアイドルの都市伝説《鋼人七瀬》。妖怪から揉め事の仲裁や解決を頼まれる《知恵の神》となった岩永琴子と、とある妖怪の肉を食べ異能の力を手に入れた大学生の九郎が、この怪異に立ち向かう。

幼い時に何者かに連れ去られ、一眼一脚の知恵の神となって帰された、琴子
幼い時に妖怪《件》と《人魚》の肉を食べさせられ、未来予知と不老不死の力を得ることとなった、九郎
ダブル主人公は、どちらも、人間離れした存在だ。

また、彼らが解決するのは、《人ならざる者》の引き起こす事件だ。

今回は、アイドルのような姿をし、鉄骨を振り回す巨乳女性の亡霊《鋼人七瀬》の事件を解決することだが、これが狂暴化し、手が付けられなくなっていた。
やがて、《鋼人七瀬》は、警察官を殺害するという凄惨な事件を引き起こした。

《鋼人七瀬》を捕らえるためには、《鋼人七瀬》を強大化させている《ネットの噂》を弱めることが必要であり、そのためには、真実っぽい虚構を人々に提示する必要がある。ここに、真相究明とは違う、虚構推理を展開することになる。

琴子が構築する4つの虚構推理は、《鋼人七瀬》を弱らせることができるのか!?

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虚構推理らしい密室

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怪異達の悩みや相談を解決し、人間社会とのバランスを保つ知恵の神。
岩永琴子の怪異推理連作短編集。
詭弁や奇策の類のトリックや推理をよくぽんぽん思いつくものだと感心する。
今回も面白かった。
特に密室を解除しちゃう悪戯が怪異達のあいだで流行っちゃって、岩永が苦労する序盤からの関連作は笑える怪異ミステリーって感じ。
幽霊やら妖怪やら殺人事件やらが題材ながらゾッとする怖さがないのが読みやすくて毎度助かるわ。
しかし浮気とか不倫とか多いような印象だったな。
やはり怪異より人の方が業が深い。

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虚構に満ちた

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投稿者:MIKA - この投稿者のレビュー一覧を見る

ミステリの範疇に入る本だとは思う。
が、一つの解を示すのではなく、複数の解があり、しかもいずれも「確かにそうかも」と納得してしまう。
考える作者は大変だろうなと感じる一方、この複数解を各々違う話に使えるだろうに勿体無いと思わないのだろうかと変な心配をしてしまう。
が、余計なお世話なのだろうな。
今回も面白い虚構だった。

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電子書籍虚構推理短編集 岩永琴子の密室

2023/05/03 02:35

飛島家

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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る

最後の「飛島家の殺人」がイチオシです。まあ、作者もそのつもりで最後においたのでしょうね。わずか一代で飛島家を作り上げた飛島龍子。現在は静かに暮らす龍子の、過去が絡んで……。このお話が良かった~。

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