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虚構推理短編集 岩永琴子の密室 (講談社タイガ)新刊
一代で飛島家を政財界の華に押し上げた女傑・飛島龍子は常に黒いベールを纏っている。その孫・椿の前に現れはじめた使用人の幽霊が黙示する、老女の驚愕の過去とは…。「飛島家の殺人...
虚構推理短編集 岩永琴子の密室 (講談社タイガ)
虚構推理短編集 岩永琴子の密室
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商品説明
一代で飛島家を政財界の華に押し上げた女傑・飛島龍子は常に黒いベールを纏っている。その孫・椿の前に現れはじめた使用人の幽霊が黙示する、老女の驚愕の過去とは…。「飛島家の殺人」など全5編を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
一代で飛島家を政財界の華に押し上げた女傑・飛島龍子は常に黒いベールを纏っている。その孫・椿の前に現れはじめた使用人の幽霊が黙示する、老女の驚愕の過去とは──「飛島家の殺人」
あっけなく解決した首吊り自殺偽装殺人事件の裏には、ささや
かで儚い恋物語が存在して──「かくてあらかじめ失われ……」
九郎と琴子が開く《密室》の中身は救済か、それとも破滅か。
<シリーズ累計500万部突破!>
2023年1月よりアニメSeason2放送中!
絶好調の本格ミステリ大賞受賞作シリーズの最新作!
【虚構推理既刊シリーズ】
(1)『虚構推理』
(2)『虚構推理短編集 岩永琴子の出現』
(3)『虚構推理 スリーピング・マーダー』
(4)『虚構推理短編集 岩永琴子の純真』
(5)『虚構推理 逆襲と敗北の日』
(6)『虚構推理短編集 岩永琴子の密室』【商品解説】
収録作品一覧
みだりに扉を開けるなかれ | 9−25 | |
---|---|---|
鉄板前の眠り姫 | 26−55 | |
かくてあらかじめ失われ… | 56−145 |
著者紹介
城平 京
- 略歴
- 第8回鮎川哲也賞最終候補作『名探偵に薔薇を』(創元推理文庫)でデビュー。漫画原作者として『スパイラル 推理の絆』『絶園のテンペスト』『天賀井さんは案外ふつう』を「月刊少年ガンガン」にて連載。2012年『虚構推理 鋼人七瀬』(講談社ノベルス/講談社タイガ)で、第12回本格ミステリー大賞を受賞。同作は漫画化しベストセラーに。
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別視点からの面白さ
2023/03/23 21:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:JUN - この投稿者のレビュー一覧を見る
虚構推理シリーズで毎回言えること。
そうか、こんな考え方もあったのか!
今回もそう思わずにはいられない。
各推理を短編にすれば倍の話が書けるのに
あえて1つにまとめてしまう城平先生かっこいい
三角コーンに擬態した狸の人助け。
落語風にもなっていて複数オチで楽しめた
黒いベールを被ったおばあさま…
一番最悪な(腹黒い)結末が先に読めてしまい
まさかこんなんで
50年引きこもることはないだろう!からの
やはりそうきたか!で
後味残るイヤミス、最強です。
落ち込んでる演技で笑ってたらイヤだなー
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密室がテーマの“虚構推理”の短編集
2023/02/18 15:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さくら - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回も面白かった!
「密室」がテーマの5作が収められた短編集。
既に雑誌ではコミカライズ版が公開されているコメディ色の強いものもあれば、読み応えのある“虚構推理”が楽しめる作品もあり、とても良かった。
推理小説好きの16歳の少女が、密やかな恋心を胸に思案する「かくてあらかじめ失われ……」や、マリア・テレジアを思わせる女傑とその一家にまつわる五十年前の殺人について語る「飛島家の殺人」が面白かった。
今後も楽しみです。
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☆虚構推理☆
2023/03/01 19:03
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
【みだりに扉を開けるなかれ】
岩永と九郎とのドライブ中の会話。ある事件で殺人罪として罰を受けた夫がいるのだが、彼は社会的制裁以上の恐怖を味わっているのだと岩永が言う。どうやら、彼女はこの事件の被害者である妻の亡霊を知っているのだが、彼女が予期せず夫に与えた恐怖とは?
【鉄板前の眠り姫】
常連客にしか営業しているかがわからないお好み焼き屋に、岩永がふらっと現れる。そこでなぜか雨音の影響で眠りこけてしまう岩永。軈て、九郎が迎えに来るのだが、なぜかそのお迎えを必要以上に疑う若店主。この店に、何か秘密があるのか!?
【かくてあらかじめ失われ……】
離婚した父が嘗て亡くなったのだが、実はそれはある人物による自殺に見せかけた偽装殺人だった・・・ のだが、怪異達がいたずらで密室状態を開放し、偽の遺書を持ち去ってしまった・・・ のだが、犯人は、この予期せぬ状況をむしろ喜んでいた・・・
この幾重にも重なる不可解な状況を、岩永は「K」なる人物も登場させて、虚構推理を展開する。
【怪談・血まみれパイロン】
落語口調で語られる本作。若い男と路上の赤いコーンのお話。
果たして、若い男に付きまとうのは心霊か? 狸か? それとも虚構か?
【飛島家の殺人】
一代で飛島家を政財界の華に押し上げた女傑・飛島龍子は、夫を事故で亡くしたことをきっかけに、常に黒いベールを纏っている。その孫にあたる椿の前に現れはじめた使用人の幽霊が黙示する、老女の驚愕の過去とは?