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20件
知ってはいけない
著者 矢部 宏治
日本には、国民はもちろん、首相や官僚でさえもよくわかっていない「ウラの掟」が存在し、社会全体の構造を歪めている。そうした「ウラの掟」のほとんどは、アメリカ政府そのものと日本とのあいだではなく、じつは米軍と日本のエリート官僚とのあいだで直接結ばれた、占領期以来の軍事上の密約を起源としている。最高裁・検察・外務省の「裏マニュアル」を参照しながら、日米合同委員会の実態に迫り、日本の権力構造を徹底解明する
知ってはいけない2 日本の主権はこうして失われた
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知ってはいけない 1 隠された日本支配の構造
2017/08/27 04:49
日本人のプライドもズタズタだ
16人中、16人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くりくり - この投稿者のレビュー一覧を見る
なぜ、日本はアメリカのいいなりなのか、占領下の戦争協力体制が継続しているからなのだ。アメリカの軍用機は日本のどこをとんでもよく、どこでも基地をおいていい。米兵が犯罪を犯しても日本の法律では裁くことができない。これらのことは知っていたのだけれど。月2回米軍と日本の高級官僚が打ち合わせをしているとか憲法前文の恒久平和の部分は大西洋憲章が大元であったというのは目から鱗が落ちるものでありました。
知ってはいけないと言われれば知りたくなるもの。知ってしまったら、日本人のプライドもズタズタだ。でも知らなければ 馬鹿にされているも同然。しかし、知っていても怒らなければさらにバカだろう。
2017/12/12 16:20
日米関係の基礎知識としてぜひ読んでほしい本
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:三葉虫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者がこれまでの著作をまとめて、日本が軍事的には米軍の支配下にあることをはっきり示してある本。 日本は、サンフランシスコ講和条約によって一応独立したかに見えるが、軍事的にはいまだに米軍の支配下にある。 それを知ると、愕然とするものの、事実なのだからしょうがない。 憲法9条改正問題も、この属国状態を脱しないことには、議論しても無意味である。 自衛隊が他国を攻撃できるようにしたら、軍事大国アメリカの手先になって捨て駒として使われることは明白だからである。
各章のサマリーは4コママンガになっていて、 そのマンガは、講談社のページ http://book-sp.kodansha.co.jp/topics/japan-taboo/ から誰でも見られるようになっている。これだけでも見ておくと良い。
2018/12/28 14:48
知らなければいけない
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:魚太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「知ってはいけない」とは、そのように扱われてきた歴史的真実という意味である。CIAから資金提供を受けて成立した岸信介内閣以降、この国が主権を喪失していく過程が丁寧に書かれている歴史書である。これは真実であり、現在政治的権力を握っている人々にとっては、まさに不都合な真実である。著者は、右派も左派も目を覚ましてほしいと切実に訴える。まさに我々は次の時代に向けて、この真実を知り、認め、理解し、アイデンティティを再確認することから一歩を始めなければならない。その時が来ている。我々は、知らなければいけない。