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16件
保健室経由、かねやま本館。
第60回 講談社児童文学新人賞 受賞作!
〇あらすじ
ずっとクラスの人気者として生きてきた中学生の佐藤まえみ(通称:サーマ)。父親の異動に伴い、夢の東京生活がはじまった。東京生活になじめなかったのか兄の慈恵(じけい)は突然不登校に。サーマは東京でもうまくやっていけるって信じてたけど、「サーマって、なんていうか……ちょっとしんどい」と、仲良しグループにはじかれて……。
学校に行きたくないけど、両親に心配されるから休みたくもない。
葛藤しながら保健室に向かい、扉に手をかけようとした瞬間。
「ちょっとちょっと、あんたはこっち!」
手招きしてきた不気味な白衣のオバさん・銀山先生に導かれ、いぶかしみながらも保健室の隣の【第二保健室】で休むことに。その地下にあったのは、中学生専門の湯治場「かねやま本館」だったーー。
銀山先生って何者? かねやま本館って何? 温泉には効能が?
「疲れたら、休んでもいいんだ」
かねやま本館で出会う子どもたちとの交流や、温泉での休憩を通し、自分自身の悩みに向き合っていく、心温まる物語。
〇第60回 講談社児童文学新人賞 受賞作
選考委員、大絶賛!
「嫌なことがあったときは、のんびり休んでいいんだよ! というメッセージに元気をもらえます。」――小林深雪氏
「読者の共感を得る設定。ひとつ抜きんでていた作品。」――那須田淳氏
「ストーリーがたのしく、温泉旅館も、実に魅力的。」――茂市久美子氏
〇下記にひとつでもあてはまる子は、必読!
□ 友だちというよりは、親友がほしい
□ 学校生活で、悩みがある
□ 学校に行くのが、ちょっとしんどい
□ 最近、兄と気まずい
□ 湯治場(トージバ)って、なに?
□ 温泉が、好き!
〇シリーズについて
「保健室経由、かねやま本館。」シリーズ
<2巻> 2020年8月発売(予定)
<3巻> 2020年10月発売(予定)
〇著者紹介
松素めぐり
1985年生まれ。東京都出身(東京都在住)。多摩美術大学美術学部絵画学科卒業。
『保健室経由、かねやま本館。』で第60回講談社児童文学新人賞受賞。
保健室経由、かねやま本館。8
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2021/01/14 23:31
泣いた
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:future4227 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「自分らしく」振る舞っているつもりが、いつの間にか他人から良く見られるためのキャラを演じているにすぎないことに気付くムギとナリタク。そんな二人を湯治場へと誘う謎の第二保健室。ついにかねやま本館や銀山先生の正体も明かされる。そこには美しくも哀しい物語がひっそりと流れていた。二人の考えた素敵な計画は完遂できるのか?何年もの時を経て二人はどうなるのか?運命の糸で二人が手繰り寄せられていくとき、また一つ、月下美人のような美しい大人の物語が新たに始まる予感。
保健室経由、かねやま本館。 1
2020/06/07 18:47
『保健室経由、かねやま本館。』
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学入学と同時に家族で新潟から東京に越してきたサーマこと佐藤まえみ
夢の中学生ライフを期待していたけれど、グループからハブられてしまう
「サーマって、なんていうか……ちょっとしんどい」
教室に入れず、逃げ込んだところは「第二保健室」
そこは中学生専門の湯治場「かねやま本館」につながっていた
輝くように美しい女将の小夜子さんとおじさんくさい男の子キヨ
露天風呂で出会った長野の中学生アリ
ひとあし先に不登校になった中3の兄の慈恵
第二保健室のあやしげな山姥のような銀山先生
さまざまな人とかかわり、傷心、内省、受容……効能のある温泉につかるたびにサーマの心が変化していく
そして、有効期限の三十日がたったとき……
第60回(2019年)講談社児童文学新人賞受賞作
選考委員大絶賛!
現実と空想の世界の往復が違和感なく、エピローグで伏線が回収される構成には“やられた!”
《ひとつでもあてはまる子、必読!》
□ 友だちというよりはね親友がほしい
□ 学校生活で、悩みがある
□ 学校に行くのが、ちょっとしんどい
□ 最近、兄と気まずい
□ 湯治場って、なに?
□ 温泉が、好き!
──帯より
2020年6月の発刊と同時に大きな反響が起き、2巻(8月)、3巻(10月)とシリーズ化の予定
2025/04/10 19:12
『保健室経由、かねやま本館。8』
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「かねやま新館」を選び華世子の世界にとらわれてしまったテラジ先輩と、テラジ先輩を追った一平
二人を救い出そうと華世子のいる漆黒山に向けて黒い海に漕ぎ出す小夜子
「先輩! 助けに来たよ! 俺が、俺が今、割るから────……!」
しかし一平は華世子の前に……
《誰かと比べるから、苦しかったんだ。》──帯のコピー
“いま、イチバン中学生を癒やしている”シリーズの最新作、2025年1月刊
「保健室経由、かねやま本館。」は第60回(2019年)講談社児童文学新人賞受賞作(応募作の名義は「松本めぐ」)
2020年6月の単行本第1巻発刊と同時に大きな反響を呼び、第1〜3巻で第50回(2021年)児童文芸新人賞も受賞
本作では、明治生まれ、銀山温泉育ち、年齢も身長もほとんど同じだけれどそれ以外は正反対の小夜子と華世子の過去が明らかになる
(おかえり)
大団円は完結編の予感もして……

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