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17件
ブラックペアンシリーズ
著者 海堂 尊
1988年、世はバブル景気の頂点。「神の手」を持つ佐伯教授が君臨する東城大学外科教室に、帝華大の「ビッグマウス」高階講師が、手術の新兵器「スナイプ」を手みやげに送り込まれてきた。高階と真っ向から対立する「オペ室の悪魔」渡海。研修医の世良は、大学病院の激震に翻弄され……。『チーム・バチスタの栄光」につながる海堂ミステリーの原点。日曜劇場原作。
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ブラックペアン1988 新装版
2012/12/21 15:50
予想外だった…
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なおくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ブラックペアン」の存在意味が予想外だった…
2024/09/02 19:32
『プラチナハーケン1980』
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1980年6月、東京のベッドタウン桜宮市にある東城大学医学部
総合外科学教室、通称「佐伯外科」を率いる佐伯清剛教授が抜擢したのは入局3年目の研修医、渡海征司郎だった
「お前には、私のハーケンになってもらいたいのだ」
渡海は指名された高度な手術を難なくやり遂げ、オランダで開かれる国際学会にも佐伯の名代として派遣されることに
その会場で渡海はある人物に声をかけられる
戸惑いを隠さず渡海は、「あなたは?」と名を訊ねる。
男性はさらりと、名乗りを上げた。
「天城雪彦、と申します」
運命の出会いはやがて渡海を佐伯外科の深い闇へと導いていく……
『ブラックペアン1988』
『ブレイズメス1990』
『スリジエセンター1991』
とその後の「桜宮サーガ」の原点がここに
《メディカル・エンターテインメントの最高到達点!》──帯のコピー
『小説現代』2024年4月号、5・6月合併号、7月号の連載を単行本化、2024年7月刊
渡海が乗るのは五代目ファミリアのハッチバッグでボディカラーはもちろん赤
カーステからはYMOの「ライディーン」、カーラジオからは松原みきの「真夜中のドア」が流れていて、1980年代前半の空気感にひたることができる
ちなみに、現在放送中(2024年7〜9月)のTBS系日曜劇場「ブラックペアン2」は『ブレイズメス1990』と『スリジエセンター1991』を原作とするが、時代も主人公も変更されていてややこしい
ブラックペアン1988 新装版
2022/09/29 11:59
明確な善玉・悪玉不在の生身の人間が織りなす病院劇。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
明確な善玉・悪玉不在の生身の人間が織りなす病院劇。失敗という危険を背負いつつ病人を救おうとする姿勢は同じでも、その方法論の違いが引き起こす摩擦、不協和音が見事に描かれている。著者の思想は明快で、医療や技術に対する考え方は多様であり、何が正解は簡単には決めきれない。結果として医師たちは「最適解」を求めて悪戦苦闘することになる。医療が高度化するにつれて僅かなミスが重大な事態を引き起こす現代医療の難しさをひしひしと感じさせる作品。