ブラックペアンシリーズ みんなのレビュー
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ブラックペアン1988 新装版
2012/12/21 15:50
予想外だった…
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なおくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ブラックペアン」の存在意味が予想外だった…
2024/09/02 19:32
『プラチナハーケン1980』
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1980年6月、東京のベッドタウン桜宮市にある東城大学医学部
総合外科学教室、通称「佐伯外科」を率いる佐伯清剛教授が抜擢したのは入局3年目の研修医、渡海征司郎だった
「お前には、私のハーケンになってもらいたいのだ」
渡海は指名された高度な手術を難なくやり遂げ、オランダで開かれる国際学会にも佐伯の名代として派遣されることに
その会場で渡海はある人物に声をかけられる
戸惑いを隠さず渡海は、「あなたは?」と名を訊ねる。
男性はさらりと、名乗りを上げた。
「天城雪彦、と申します」
運命の出会いはやがて渡海を佐伯外科の深い闇へと導いていく……
『ブラックペアン1988』
『ブレイズメス1990』
『スリジエセンター1991』
とその後の「桜宮サーガ」の原点がここに
《メディカル・エンターテインメントの最高到達点!》──帯のコピー
『小説現代』2024年4月号、5・6月合併号、7月号の連載を単行本化、2024年7月刊
渡海が乗るのは五代目ファミリアのハッチバッグでボディカラーはもちろん赤
カーステからはYMOの「ライディーン」、カーラジオからは松原みきの「真夜中のドア」が流れていて、1980年代前半の空気感にひたることができる
ちなみに、現在放送中(2024年7〜9月)のTBS系日曜劇場「ブラックペアン2」は『ブレイズメス1990』と『スリジエセンター1991』を原作とするが、時代も主人公も変更されていてややこしい
ブラックペアン1988 新装版
2022/09/29 11:59
明確な善玉・悪玉不在の生身の人間が織りなす病院劇。
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
明確な善玉・悪玉不在の生身の人間が織りなす病院劇。失敗という危険を背負いつつ病人を救おうとする姿勢は同じでも、その方法論の違いが引き起こす摩擦、不協和音が見事に描かれている。著者の思想は明快で、医療や技術に対する考え方は多様であり、何が正解は簡単には決めきれない。結果として医師たちは「最適解」を求めて悪戦苦闘することになる。医療が高度化するにつれて僅かなミスが重大な事態を引き起こす現代医療の難しさをひしひしと感じさせる作品。
2020/07/20 07:17
海堂先生の
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
バチスタシリーズから枝分かれしたブラックペアンシリーズの第二弾。
渡海に変わって登場した天城も、また我が強い医者なので、なかなかこういう人だと割り切れなかったが、後半は、どんどん読み進められた。
ブレイズメス1990
2020/07/05 23:50
閉ざされた医療現場に新風を
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
自らをチェスの「騎士」に例える天城雪彦が、大学病院という名の盤上を跳び跳ねています。患者の命さえもルーレットに任せてしまう不敵さと、公開手術で披露する天才的なメスさばきが魅力的です。
スリジエセンター1991
2018/09/18 23:56
ショックなラスト
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投稿者:ランディ・B/M - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドラマからバブル3部作を読んだが、渡海先生もいいが、天城の方がもっと魅力的で、これもドラマにしてほしい。天城の生きざまに共感しただけにラストがショックで喪失感を覚えた。
ブレイズメス1990
2018/09/18 23:53
ドラマからバブル3部作
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投稿者:ランディ・B/M - この投稿者のレビュー一覧を見る
海堂尊のバティスタシリーズはずっと好きですべて読んでいた。今回はドラマからバブル3部作を読んだが、ドラマにこの要素も入っていたとは思うが、天城でドラマも見てみたい。大変面白かった。
ブラックペアン1988 新装版
2018/09/18 23:51
ドラマより面白い
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投稿者:ランディ・B/M - この投稿者のレビュー一覧を見る
海堂尊のバティスタシリーズはずっと好きですべて読んでいた。今回はドラマからバブル3部作を読んだが、ドラマもよかったけど、やはり原作は面白かった。
スリジエセンター1991
2018/05/13 08:54
一体どこに辿り着くのかハラハラ
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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
東城大附属病院に招聘されたモンテカルロの「エトワール」の称号を持つ天才外科医・天城雪彦が唯一の部下・世良雅志とスリジエ・ハートセンターの設立を目指す物語です。『チーム・バチスタの栄光』を始めとする田口・白鳥シリーズで丸投げの得意な病院長として田口をこき使う高階権太のこの時の肩書は「講師」。田口の担当する不定愁訴外来を支え、隠然と政治力を発揮する藤原さんのこの時の肩書は「婦長」。この二人がタッグを組んで病院長・佐伯教授を追い落とし、スリジエセンター設立の阻止を画策します。現代編の方を読み込んでいると、この作品の中でいろいろと納得することがあります。まあ、そのための過去編なのでしょうけど。高階がどのように「丸投げ」という技を体得したのかも語られていて、ちょっと吹き出したり、他にもボケとツッコミが絶妙な会話で笑えるところがありますが、天城雪彦の運命に限ってはかなり悲劇的と言えます。
院内政治、権力闘争、医療崩壊の予兆とそれに対する策としての病院改革。問題が山積していて、一体どこに辿り着くのかハラハラしてページを繰る手が止まらなくなりました。453ページと比較的ボリュームがありますが、問題なく一気読みできました。
また、先行する物語『ブラックペアン1988』や『ブレイズメス1990』の内容をほとんど覚えてなくても特に違和感なく読めました。
ブラックペアン1988 新装版
2018/05/06 15:12
テンポ良い展開
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投稿者:タンタン - この投稿者のレビュー一覧を見る
流石、海堂さん面白いです!
最後のブラックペアンの意味に心を打たれました!
医療器具にブラックなんて無いからどうしてブラック?と思いながら読み進めました。一気読みでした。
ブラックペアン1988 新装版
2020/07/18 10:51
ドラマの原作本ということで
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投稿者:めいてつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドラマの原作本ということで、、おおよそのストーリーを事前知識として読み進めさせてもらった。ドラマは最新の医療技術にあわせて色付けされているが、30年前の医療現場について、原作本で垣間見ることができたような気がする。
ブラックペアン1988 新装版
2018/09/02 15:08
ドラマと異なる印象
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドラマを見てしまっていたので、どうしてもその印象に引きずられて読んでしまいますが、ドラマの渡海役のニノと原作のイメージが微妙に違う印象。でも面白かったです。なんと大学からの研修であのバチスタのぐっちいが意外なところで登場したのもちょっとテンションあがりました。
ブラックペアン1988 新装版
2018/06/28 21:53
ドラマを見る前に
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投稿者:ヤギリン - この投稿者のレビュー一覧を見る
大好きな二宮くんが出るドラマの原作本だったので、ドラマが始まる前に読もうと思って買いましたが、とても面白くて一気に読めました。ドラマも終わりましたが、ほぼ原作通りだったので、いかにこの小説が面白く、ドラマチックだったのだなぁ、と思いました。
ブラックペアン1988 新装版
2018/05/27 23:53
おもしろい
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
テレビドラマ化されている作品の原作ですが、おもしろく読み終えることができました。ドラマの最終回が、楽しみです。
ブレイズメス1990
2018/05/14 02:21
日本の医療を変えるための爆弾
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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルからも分かるように、前作『ブラックペアン 1988』から2年後という設定です。外部研修を終えて東城大に戻された世良雅史は佐伯病院長から与えられたミッションを果たすべく、ニースの国際学会へ行きますが、目当ての天才外科医・天城雪彦が学会講演をドタキャンしたため、彼がいるモナコ公国モンテカルロに向かいます。心臓のバイパス手術の更なる進化型、閉塞した血管自体を切除して代替血管に置換する「ダイレクト・アナストモーシス(直接吻合法)」を確立し、世界でただ一人それを実行できる天城は、モナコのモンテカルロハートセンター部長であるものの、手術はカジノで全財産の半分をかける「シャンス・サンプル(赤か黒の二者択一)」に勝った患者のみに施術するという常識を相当逸脱しています。世良雅史のミッションは天城に佐伯病院長からの手紙を手渡すことでしたが、天城は受け取っても読む義理はないし、いらぬ選択を迫られるのが嫌だから受け取りたくないとだたをこね、一見簡単そうな世良のミッションが急遽難題に代わってしまうというスリルが面白いです。
天城は世良になにがしか感じるものがあったらしく、日本行きに同意し、こうして規格外の天城爆弾が東城大附属病院で炸裂することになります。第2弾は天城が日本初の公開手術を成功させ、桜宮でスリジエハートセンターを設立する構想をぶち上げるところで「次巻に続く」となっています。『ブラックペアン』はそれ単独でも完結した作品と言えますが、『ブレイズメス 1990』は完結編の『スリジエセンター 1991』とセットです。とはいえ、天城というトンデモ外科医がモナコから佐伯病院長の差し金で桜宮に来たことと、公開手術を成功させたことを了解していれば、細かいことを忘れていても完結編の理解には困りません。
再読して初めて気が付いたのですが、公開手術終了直後の学会会場でかのチーム・バチスタの外科医・桐生恭一が学生として天城に質問しに来て、天城にアメリカ留学を進められた上に、アメリカの心臓疾患専門病院の部長に直接紹介されるエピソードがあります。『チーム・バチスタ』に繋がる因縁がこんなところにちょろっと隠れているとは!
このように作品同士の関連性を見つけるのも海堂作品を読む楽しさの一つですね。