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2件
阿部一族 他二篇
著者 森鴎外 (作)
細川忠利公の死で後を追った忠臣が18名を数えたのに,なぜか阿部弥一右衛門の場合は──許されぬ殉死が招く一族の悲劇.武士道が支配する封建制下の日本社会で,人間はいかなる思想心情のもとに生き,また死んだか.初期歴史小説の代表作「興津弥五右衛門の遺書」「佐橋甚五郎」の2篇を併せて収録.解説=斎藤茂吉.改版
阿部一族 他二篇
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阿部一族 他二篇 改版
2022/06/11 00:13
忠誠ということも、突き詰めていくと叛逆になる・・・・・・
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る
これまでも何回か読んだ「阿部一族」ですが、やはり傑作。今回、印象に残ったのは、阿部権兵衛のある意味大人げないキレ方(59~60頁)と、阿部一族のそれと対位をなす竹内数馬の行蔵と最期(68~81頁)でした。深作欣二による映像化も併せて是非。
阿部一族 他二篇 改版
2022/04/30 11:17
文庫本が流行る
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ないものねだり - この投稿者のレビュー一覧を見る
文庫本が流行った。個人的には苦手。何というか、読み辛い。人間の目は縦の動きに弱いせいか。森鴎外も文庫になる。本棚に、他の作家と同じ高さで並んでる。