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4件
大学・中庸
著者 金谷治訳注
天下国家の政治もその根本は一身の修養にあることを説く『大学』.人間の本性とは何かを論じ,「誠」の哲学を説く『中庸』.朱子によって『論語』『孟子』とともに四書の1つとされた儒教の代表的な経典.本書では,朱子以前の古い読み方を探求して,両書の本来の意味を明らかにすることを主眼とした.朱子の『大学章句』等を併収.
大学・中庸
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大学・中庸
2016/09/15 06:57
道徳本
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
大本の原本解説から朱子の解釈まで記載されているのがよい。しかし難解なことであるから何度も繰り返し熟読する必要がある。
大学・中庸
2020/05/02 11:36
中国儒教の経書である「四書」の中の2冊を詳しく解説した作品です!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、「四書」と呼ばれる儒教の経書である『論語』、『大学』、『中庸』、『孟子』の中から『大学』と『中庸』の内容を解説した書です。まず『大学』は、朱子学において自己修養から始めて多くの人を救済する政治へと段階的に発展していく儒者にとっての基本綱領が示されているとして重要視されたもので、その内容は「明明徳」、「親民」、「止於至善」の3綱領と、「格物」、「致知」、「誠意」、「正心」、「修身」、「斉家」、「治国」、「平天下」の8条目が提示されています。これは「四書」の入門であるとされ、最初に読むのがよいとされています。他方、『中庸』は「中庸」の徳をくわしく解説したものです。しかしながら、「中庸」以外にも、「誠」、「性」、「道」、「慎独」など多くの概念についても述べられています。この中で「誠」は「中庸」よりも一層重要な概念であることも説かれています。『中庸』は「四書」の一番最後に読むのがよいとされてている書です。このように、中国儒教の経書である「四書」を構成する非常に貴重な教えを学べる一冊となっています。
大学・中庸
2022/12/18 16:09
面白いです!
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:羽村 - この投稿者のレビュー一覧を見る
林雄介先生の書籍での紹介があり、繰り返し読んでいます。
四書五経の四書は、大学→論語→孟子→中庸の順に読むのが良いようです。
『大学』は短いですが、物事を始めたり、気持ちを新たにしたい時に読むと、清々しい気持ちになれます。
非常にためになる面白い本です。