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3件
森鴎外
著者 中島国彦
恋愛,性欲,大逆,殉死──多彩な,時に問題視される小説を次々に発表.翻訳や論争や雑誌活動にも精魂傾け,軍医高官として論文執筆や公務もこなす.荷風や啄木や一葉など後進の作家にも目をかけ,子どもたちからは優しいパッパと慕われる.「時代より優れ過ぎた人」鴎外の歩んだ遥かな道程を,同時代の証言とともに辿る決定版評伝.
森鴎外
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森鷗外 学芸の散歩者
2022/08/16 17:23
王道の伝記です。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
文句なしに、伝記として王道の内容です。
岩波新書のレーベルにふさわしい、スマートなつくりをしています。
2023/06/01 11:42
エリーゼと森林太郎、そして「渋江抽斎」
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
やはり私はゲスな人間なので「舞姫」のモデルだといわれているエリーゼが森林太郎を追って横浜までやってきた下りに興味が注がれる、そしてもう一つの興味が「渋江抽斎」、ここまで克明に調べる情熱、気力はどこから来ているのか
森鷗外 学芸の散歩者
2022/08/22 03:13
評伝
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かずさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
森鴎外の人生と作品を組み合わせた評伝。鴎外の人生での出来事と作品を資料に基づき評価している。ただ、細かく出来事のエピソードを記しているのではないので伝記ではない。また作品を事細かに評価してるのではないので、中間的存在。興味深いのはドイツ留学時代と退官間際。鴎外といえども官吏としての出世か作家・文学者として生きるか揺れ動いた姿も垣間見える。多数の作品・翻訳・評論を残した鴎外。明治期からの文学界に大きな影響を与えている。