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8件
ドン・キホーテ
著者 セルバンテス (作) , 牛島信明 (訳)
騎士道物語を読み過ぎて妄想にとらわれた初老の紳士が,古ぼけた甲冑に身を固め,やせ馬ロシナンテにまたがって旅に出る.決定的な時代錯誤と肉体的脆弱さで,行く先々で嘲笑の的となるが….主人公ドン・キホーテをはじめ登場する誰も彼もがとめどもなく饒舌な,おなじみセルバンテス(1547-1616)の代表作.新訳.(全6冊)
ドン・キホーテ 後篇三
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ドン・キホーテ 前編1
2021/07/09 22:01
騎士を自称するおっさんの勘違い冒険譚
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ななし - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトル通りです。騎士道物語の読み過ぎで自分を騎士だと勘違いした50すぎのおっさんが冒険の旅に出ます。彼は、巡り合う人・もの・出来事の全てを、自分の妄想(騎士道物語)に組み入れようとします。その試みと現実とのズレがとにかく笑えます。
ドン・キホーテ 前編1
2019/01/28 17:33
この作品は読まないと
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
セルバンテス氏の名作をやっと読了した。前篇を読み終えたあたりで脳出血を起こしてしまい時間がかかってしまった。この作品は16世紀後半から17世紀前半にかけて書き上げられた作品だが、けっして色あせることなく今でも世界の文学の中で最高峰の一つとして世界中の人に認識されている(17世紀初頭の作品が今でもいろいろな言葉に翻訳されてきているという事実がこの作品のすごさを物語っている)。ドン・キホーテとサンチョパンサの絶妙な掛け合いや贋作に対しての作中での扱いなどは到底現在の作家ではまねできないものだろうし、何をしたところでセルバンテス氏の遅い二番煎じでしかないのだから
ドン・キホーテ 前編1
2015/12/26 02:29
ノルウェー文学クラブ世界傑作文学第一位
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かわ - この投稿者のレビュー一覧を見る
誰もが知る作品でですが、風車の話とお供のサンチョパンサが有名で、文学にいうよりは古い小説というイメージでした。
戦争と平和や百年の孤独などを上回る評価を得ていると耳にし、戦争と平和を全巻読了後読み始めました。
非常に軽妙です。訳がよいのか内容は非常にわかりやすいです。
なにか教訓やら現代の自分の生活にも通じるような文学的経験を得ることを期待していましたが、そういうものはあまり感じられませんでした。
読み進めていくとひょっとしたらこの作品の偉大さがわかってくるのかもしれません。
ただし、1巻の時点では、近代小説の成立・近代小説の技法を生み出したなどといったところが評価されたのかな?と思っているところです。