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12件
時間は存在しない
著者 カルロ・ロヴェッリ(著) , 冨永星(訳)
時間はいつでもどこでも同じように経過するわけではなく、過去から未来へと流れるわけでもない──。“ホーキングの再来”と評される天才物理学者が、「この世界に根源的な時間は存在しない」という大胆な考察を展開しながら、時間の本質を明らかにする。本国イタリアで18万部発行、35か国で刊行予定の世界的ベストセラー!
時間は存在しない
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時間は存在しない
2020/08/22 13:08
別に「灰色の男たち」に盗まれたわけではない。
7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オカメ八目 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミヒャエル・エンデの「モモ」に出てくる「灰色の男たち」に盗まれて、「時間」が存在しないわけではない。ーーー読めば分かるが「時間」とは、「時間がない」状態のところから、ある相互作用と言う「出来事」により「生まれて」くるものらしい。ーーーこの本を、少し飛躍して解釈すれば、少し昔のツッパリたちが、何かと言うと「そんなの関係ねェ!」と吐き捨てたように言ってたのは『時間がねェ(そんなの分かる暇がない)!』と言ってたことになるな、と感じた。ーーーだから「灰色の男たち」も、この本を読んでいたなら、「モモ」の物語のスジも変わって、ヒトの「時間」を盗まずに、発電機ならぬ『発時機』なんぞを造って結構儲けていたかも?ーーーまた、日本語の「時間を作る」と言うのは、案外と「時間」の本質に迫った言い方なのかもしれない。ーーーちょっとばかし「頭がウニ」に成りそうにもなる、超最先端のサイエンスを、よくぞ、ここまで数式を使わずに、人の感覚に訴えかける文章で著してくれた著者さんと、それを「頭がウニ」にもならず(もしかして、成りかかったかも?)翻訳して下さった訳者さん、ありがとう!!ーーーその位、読むのに結構「ホネ」だが、「コロナ禍」を、ほんの一瞬でも逃れたかったら「頭がウニ」にらぬ程度に、少しづつ拾い読みや、流し読みをするがいいかも。 まるで、その昔の、ヨーロッパの「ベスト禍」を逃れてイギリスの田舎で、木から落ちてきたリンゴを見て「万有引力の法則」を発見したアイザック・ニュートンのように、一瞬成れるかも?ーーー勿論、この一冊で「時間の謎」が全て解けるわけじゃない、「時間の謎のロマンの旅」はさらに続いて行く。
時間は存在しない
2020/09/21 10:19
圧倒
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:翔 - この投稿者のレビュー一覧を見る
時間に対する考え方が、圧倒的に変わりました。これが実際の物理学に基づいているということに、本当に驚きを隠せません。時間は存在しない。では、私たちが時間だと感じていることは何なのか。それを解き明かしてくれる本です。
時間は存在しない
2022/10/19 09:12
時間の不思議
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:令和4年・寅年 - この投稿者のレビュー一覧を見る
物理学から捉えると時間はどう語られるか。歴史を掘り下げていくと詩に辿り着く。科学者たちは、当たり前にみえる見せかけと科学によって明らかにされる真実の間に挟まれる。