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37件
そして誰もいなくなった
著者 アガサ・クリスティー (著) , 青木久惠 (訳)
その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、職業や年齢もさまざまな十人の男女だった。だが、招待主の姿は島にはなく、やがて夕食の席上、彼らの過去の犯罪を暴き立てる謎の声が……そして無気味な童謡の歌詞通りに、彼らが一人ずつ殺されてゆく! 強烈なサスペンスに彩られた最高傑作! 新訳決定版!
そして誰もいなくなった
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そして誰もいなくなった
2019/08/07 11:44
兵隊島に招待された10人が、次々と殺されていく。犯人の動機(正義と嗜虐趣味の並存)に考えさせられる。
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
クローズド・サークルと見立て殺人の代表作。様々なオマージュ作品が発表されている。本格推理の金字塔。見立て殺人もあり、ストーリー展開に中だるみするような部分がない。全く予想もつかず物語をそのままに楽しむことができる。正統なミステリーもやはり面白い。不可思議な謎は解かれてこそ意味がある。迷宮入りの事件。背筋が栗立つような怖さ。静かに一人一人が消えていく。選ばれた十人の人間たちの本当の姿、そして真実の犯人とは…?
そして誰もいなくなった
2024/05/31 22:52
ミステリーの元祖
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
絶海の孤島に呼び出された職業も年齢も異なる10人の男女が1人ずつ殺され、タイトルの通り誰もいなくなってしまう。
物語全体で事件が繰り広げられ、事件を解決する主人公も探偵もいない。最後に犯人の独白により事件の全貌が明かされるという特異な構成。
『法律で断罪できない犯罪をおかした人間に正義の鉄槌を下す』これが10人が集められた目的とすると、オーエンの正体は自ずと絞られるが…
だからといって人を裁こうとするのは傲慢。
疑心暗鬼になっていく様子が描かれていて、閉ざされた舞台も相まって古さを感じなかった。
2025/02/05 22:51
読みやすい!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:renren - この投稿者のレビュー一覧を見る
『そして誰もいなくなった』は、アガサ・クリスティの代表作で、めちゃくちゃ有名なミステリー小説。孤島に集められた10人が次々と殺されていくんだけど、そのトリックが本当に巧妙で、最後まで誰が犯人なのか分からないまま進んでいくのが面白い。
特にすごいのは、ストーリーの緊張感。登場人物たちはみんな過去に秘密を抱えていて、それが少しずつ明らかになっていくのがゾクゾクする。そして、最後の種明かしが衝撃的で、「そういうことだったのか!」ってなるのが最高。
ただの殺人ミステリーじゃなくて、「人間の罪」とか「良心」みたいなテーマも含まれていて、読み終わった後もいろいろ考えさせられるのがまたいいところ。ミステリー好きなら間違いなくハマるし、結末を知ってからもう一回読むと、また違った面白さがある。ミステリー初心者にもおすすめの一冊!