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4件
パディントン発4時50分
著者 アガサ・クリスティー (著) , 松下祥子 (訳)
ロンドン発の列車の座席でふと目をさましたミセス・マギリカディは窓から見えた風景に、あっと驚いた。並んで走る別の列車の中で、まさに背中を見せた男が女を締め殺すところだったのだ……鉄道当局も警察も本気にしなかったが、ミス・マープルだけは別だった! シリーズ代表作。
パディントン発4時50分
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パディントン発4時50分
2020/12/22 15:39
あら、見てたのね!!
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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
アガサ・クリスティーの二大探偵といえば、もちろんエルキュール・ポアロとミス・マープル。
どちらもファンが多いが、私はどちらかといえばミス・マープル派かもしれない。
ミス。マープル、本名ジェーン・マープル。ロンドン近郊の小さな村に住む老婦人。そんな彼女がいつも鮮やかな事件を解決するのだから爽快だ。
ミス・マープルものと呼ばれる作品は長編が12作、短篇が20作あるが、本作は中でも有名な長編作品である。
まずもってタイトルがいい。1957年の作品だが、この時刻だけのタイトルがすでにミステリーだ。
そして、その時刻に関連した導入部もいい。パディントン駅発4時50分に乗ったミス・マープルの友人の婦人が偶然にも並行して走る汽車の客室での殺人を見てしまう。ところが、その死体が出てこないため、警察は取り上げてくれない。
そこで、ミス・マープルの登場である。
しかも、この作品ではあまり動けないマープルがスーパー家政婦を雇って死体を探させることになる。
このスーパー家政婦ルーシー・アイルズバロウの活躍がこの作品を面白くさせているといっていい。
ルーシーの活躍でマープルの予想通り、線路沿いの大邸宅の小屋から死体が出て来る。
一体誰が何のために。
しかも死体が誰なのか、それすらわからない。
お金持ちの家によくある財産をめぐる争い。しかも、兄弟たちは誰も癖がある。
最後の謎ときにつかったマープルの方法も含めて、あなたに謎が解けるか。
パディントン発4時50分
2020/12/19 17:06
ぎゃふん
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物が限られているのに、こんなにも犯人がわからないとは!?
最後の最後まで読み続ける楽しみがあるのがとっても素敵。
パディントン発4時50分
2019/09/25 14:02
スーパー家政婦
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学の数学科を首席で卒業してから家政婦になったというルーシーの作る料理が美味しそう。現在の家事代行サービスを先取りしているような感じでしょうか。最後、ルーシーは誰を選んだのか気になります。警部という意見まであってびっくり。