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19件
ファスト&スロー
著者 ダニエル・カーネマン , 村井章子
我々の直感は間違ってばかり? 意識はさほど我々の意思決定に影響をおよぼしていない? 心理学者ながらノーベル経済学賞受賞の離れ業を成し遂げ、行動経済学を世界にしらしめた、伝統的人間観を覆す、カーネマンの代表的著作。2012年度最高のノンフィクション。待望の邦訳。
ファスト&スロー (下)
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ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか? 上
2016/01/27 21:09
気づきとアイデアの宝庫
10人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アリョーシャ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ノーベル経済学賞受賞者による行動経済学の本であるが、本質的には経済学よりも心理学である。さまざまな実験によって、速い(fast)思考であるシステム1と、遅い(slow)思考であるシステム2に着目して、意思決定のメカニズムを探究していく。とりわけ、システム1を中心にあつかいながら、意思決定の際に起こりうる誤謬を、これでもかと列挙してくれる。日々の生活の中に意思決定はあふれているから、本書は多くの人にとって気づきとアイデアの宝庫だと思われる。
ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか? 上
2015/09/26 23:43
行動経済学に興味があるなら、目を通しておきたい本
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:chibi - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近、テレビでも随分と「行動経済学」と言う言葉を耳にするようになってきた。損失回避、ヒューリスティクス、フレーミング効果・・・などがそれにあたる。平済みになっている本でも、書かれている内容だ。
もちろん、本書でも書かれているが、やはり本家は違う。冒頭からの「システム1」と「システム2」の話などは、目から鱗であった。
行動経済学に関心のある方は、是非とも読んでいただきたい1冊と言えるだろう。
2015/08/31 02:43
経済学に風穴を開けた著者
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ほん太 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は心理学を応用し2002年にノーベル経済学賞。
大雑把に言うとそれまでの経済学は人は合理的に判断するということを前提にしてたが
そうでないことが広く知れ渡った。
不合理な選択をしたくない人は読むべし。