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28件
アイネクライネナハトムジーク
著者 伊坂幸太郎
妻に出て行かれたサラリーマン、声しか知らない相手に恋する美容師、元いじめっ子と再会してしまったOL……。人生は、いつも楽しいことばかりじゃない。でも、運転免許センターで、リビングで、駐輪場で、奇跡は起こる。情けなくも愛おしい登場人物たちが仕掛ける、不器用な駆け引きの数々。明日がきっと楽しくなる、魔法のような連作短編集。
アイネクライネナハトムジーク
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アイネクライネナハトムジーク
2017/08/17 12:57
繋がっている
7人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:FUMI - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集でありながら、登場人物がつながっているのが面白い。
1つ1つの物語がちょうどいい長さという感じもする。
アイネクライネナハトムジーク
2017/09/12 21:27
複雑な人間関係
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
伊坂幸太郎独特の話の展開である。1話目から最終話まで、あまり関係なさそうでいて、登場人物が深く絡み合っている展開はすごいと思う。内容も、心温まる人間模様がわかりやすい文章で書かれており、ところどころウイットに富んだ言い回しがあり、サクサクと読める。読み応えのある1冊である。
アイネクライネナハトムジーク
2017/09/19 16:06
伊坂幸太郎の恋愛小説
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:touch - この投稿者のレビュー一覧を見る
伊坂氏は長編もいいけど、短編もいい!しかも連作短編。
相変わらず、張り巡らされた伏線に楽しく翻弄されながら、時にはニヤッとしたり、時にはほっこりしたり……。
解説で伊坂氏自身も書いているが、伊坂作品としては珍しく、殺し屋やギャングもいなければ、喋る車や死神、4人の父親を持った息子や暗殺の濡れ衣を着せられた男も出てこない。
つまり、現実離れした設定ではなく、普通?の人々の日常を題材にしている。
それでも、過去と現在にわたる登場人物のつながりが、ファンタジックな奇跡を起こしていく。
最後まで読んで、もう一度、確認しながら読み返したくなる作品。
※個人的には「ルックスライク」が好き。