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4件
雨に消えた向日葵
著者 吉川英梨
埼玉で小五女子が失踪。県警の奈良も捜査に入る。錯綜する証言、意外な場所で出た私物、男に目を付けられていた――情報は集まるも少女は見つからない。捜査本部が縮小されるが、奈良は捜し続ける。彼を駆り立てるのは、かつて見知らぬ男に陵辱され、今も心に傷を負う妹の存在だった。奈良の執念は少女発見に繋がるのか。警察小説の新旗手、最高傑作。
雨に消えた向日葵
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雨に消えた向日葵
2023/07/01 21:19
小児誘拐事件がなくならない
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
事件には必ず、加害者・被害者がいて、そしてその家族や友人・知人がいる。事件の周囲を取り巻く人たちが、事件を契機に、大きな渦に巻き込まれ、思いもよらない生き方を強いられることがあることを描いた物語かもしれない。女児誘拐事件が様々な人の人生を狂わせるが、事件を追い続ける刑事の執念により解決したのはうれしい。小児誘拐事件がなくなるには、どうしたらよいのだろうか、と思う。
雨に消えた向日葵
2022/09/03 15:06
雨に消えた向日葵
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み始めはタンタンとして読み疲れがありましたが、徐々に引き込まれました。奈良刑事と誘拐された少女の家族の必死な探索、3年間の葛藤が描かれています。カウボーイ犬のイラストが決め手になるなんて、ラストはほっとしました。
雨に消えた向日葵
2022/03/16 12:39
被害者家族と接する警察官
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学5年生の少女が下校中に忽然と消えた!少女は自分の意思で消えたのか、それとも何者かに誘拐されたのか?埼玉県警捜査一課の奈良は少女の足取りを追う。
少女の下校時に雨が降っていたため、有力な証拠は消されていた。そのため警察も家出と事件の両方を疑っていた。不審な車が現場近くに止まっていたという目撃者の証言もあったが、決め手にはならなかった。ある日、電車の忘れ物で少女の持ち物が発見される。そこから拉致・誘拐事件として捜査が始まるのだが・・・・・。
過去に何度かあった拉致・誘拐事件をテーマにした内容ですね。実際の被害者家族や捜査官の想いがいろいろ描かれて、作品的には満足しました。