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31件
マリエル・クララック
地味で目立たない子爵家令嬢マリエルに持ち込まれた縁談の相手は、令嬢たちの憧れの的である近衛騎士団副団長のシメオンだった!? 伯爵家嫡男で出世株の筆頭、文武両道の完璧美青年が、なぜ平凡令嬢の婚約者に? ねたみと嘲笑を浴びつつも、マリエルは幸せです。だって彼は私の大好物、見た目穏やかな腹黒系眼鏡美青年なのだから! 婚約者とその周りにひそかに萌える令嬢の物語。WEB掲載作を加筆修正&書き下ろしを加え書籍化!!
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2018/07/13 16:46
型破りなヒロイン
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:透子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
格上の貴族家から縁談の話が降ってわいたヒロイン・マリエル。
相手は、大人しく平凡な見た目の彼女とは大違いの腹黒系眼鏡美形(マリエル評)な近衛騎士団副団長・シメオン。
明らかに不釣り合いなこの婚約の裏事情は……
平凡でおとなしそうなな見た目に反して、実は破天荒なヒロイン。
まぁでも貴族の女性として間違っていない部分もあるのですが、好みは分かれると思いますが、私は好きです。
続巻はオリジナルとのことなので楽しみですね。
マリエル・クララックの婚約
2019/07/26 21:14
お見合いから始まる萌え
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふじのき - この投稿者のレビュー一覧を見る
地味な外見を隠れ蓑にして、人間観察にいそしむ主人公。実は近衛騎士の観察対象になっていたという王道のラブストーリー。主人公が腐女子というところがミソで鬼畜腹黒参謀なみかけのシメオン様とのすれ違いラブ。殿下とマリエルの会話が一番おかしくて笑えた。
2019/11/23 15:42
下り坂の入り口
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミナレット - この投稿者のレビュー一覧を見る
この物語は盛りを過ぎた。ーー一読してそう思った。
読者がマリエルとシメオンに慣れる以上に、読者の慣れをあてにするような距離感で作者が書いている。つまり、物語の書き手としての緊張感が、開始後数冊に比べて薄くなってきている。キャラクターの行動が読む側の予想パターンのうちに収まりきるようになり、新鮮味が薄れてきた。そこに危機感はないように見える。読者との馴れ合いに浸りきっているように感じられた。
読者の側がキャラクターに抱く親近感を、展開のマンネリ感が上回った時に、キャラクター小説の面白味は色褪せ始める。それを体感できたという意味で、本書は稀有な読書体験となった。…値段に見合うほどの価値はないとも思うが。