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31件
マリエル・クララック
地味で目立たない子爵家令嬢マリエルに持ち込まれた縁談の相手は、令嬢たちの憧れの的である近衛騎士団副団長のシメオンだった!? 伯爵家嫡男で出世株の筆頭、文武両道の完璧美青年が、なぜ平凡令嬢の婚約者に? ねたみと嘲笑を浴びつつも、マリエルは幸せです。だって彼は私の大好物、見た目穏やかな腹黒系眼鏡美青年なのだから! 婚約者とその周りにひそかに萌える令嬢の物語。WEB掲載作を加筆修正&書き下ろしを加え書籍化!!
マリエル・クララックの蒼海【特典SS付】
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2019/11/23 15:42
下り坂の入り口
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミナレット - この投稿者のレビュー一覧を見る
この物語は盛りを過ぎた。ーー一読してそう思った。
読者がマリエルとシメオンに慣れる以上に、読者の慣れをあてにするような距離感で作者が書いている。つまり、物語の書き手としての緊張感が、開始後数冊に比べて薄くなってきている。キャラクターの行動が読む側の予想パターンのうちに収まりきるようになり、新鮮味が薄れてきた。そこに危機感はないように見える。読者との馴れ合いに浸りきっているように感じられた。
読者の側がキャラクターに抱く親近感を、展開のマンネリ感が上回った時に、キャラクター小説の面白味は色褪せ始める。それを体感できたという意味で、本書は稀有な読書体験となった。…値段に見合うほどの価値はないとも思うが。
2020/07/30 16:23
この巻から買ってしまった
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まぐろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
漫画が気になり、原作を購入致しました。
一巻から購入すれば、また違った感想になったのかもしれませんが、あらすじが気になり真っ先にこの巻を購入。
結果、わたしはあまりのめり込むことができませんでした。
登場キャラについては説明もありますし、各巻のあらすじと試し読みをしていたので、それだけで十分だと感じました。
マリエルが逆ハーレム状態でついていけなくなり、中盤はテンポが悪く感じました。
誘拐され逃げるまではスラスラ読めたのですが……。
王道といえば王道展開なのかもしれません。
中盤以降は展開を予測でき、特にハラハラドキドキすることもありませんでした。
他の巻に期待したいと思います。
2025/05/31 22:15
ついに不憫殿下が~
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ジュリエンヌの両親の暴走で殿下との関係に変化が生じ、ジュリエンヌを一時的に王宮の女官として召し上げることに。
不憫殿下の恋路を巡る六巻目。浮ついた状態で仕事してるマリエルにイラッとしていたので、シメオンがビシッと言ってくれて良かった。
無事婚約が決まったのにまだページ残ってる?と思ったら最後婚約式で王族が集まっているからって結構大きな陰謀が動いてびっくりしたわ。
マリエルは聡明で行動的だけど、結構迂闊で、でも勇敢で強運持ってるよね。
しかし他国間との陰謀が強くなってきたなぁ。
今回の騒動がスッキリ解決していないので不穏だ。
あとがきの通り、不憫殿下が不憫じゃなくなるの、正直素直に喜べない。
喜べないが、さすがに年齢的にも結婚しないとまずいし、政略結婚とかになって面倒な奥さんもらうハメになるよりはずっと良かったと思うしかない。
不憫じゃなくて面白殿下になってしまったわ。