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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.5 9件

この世をば

著者 永井 路子

藤原兼家の三男に生まれた道長は、才気溢れる長兄の道隆、野心家の次兄の道兼に比べて、平凡で目立たない存在だった。左大臣の娘・倫子と結婚、そして父の死により、出世競争の道を走り始める。平安王朝の貴族社会を描いた傑作歴史小説。

この世をば(下) 藤原道長と平安王朝の時代

税込 1,200 10pt

この世をば(下) 藤原道長と平安王朝の時代

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この世をば 藤原道長と平安王朝の時代 上

2023/11/20 13:57

藤原道長、あるいは優雅なる平凡

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:pinpoko - この投稿者のレビュー一覧を見る

このところ、永井路子氏の作品が次々と新装版で再登場しているのがうれしい。
1925年生まれで、今年逝去されたが、その作品群は何年経っても色あせることはないようだ。
本作も、まだ昭和だったころに初めて出会い、とても魅了されたが、今回読み直してみて、自分も社会の波に翻弄され、それなりに年を重ねてみると、さらに深く共感できることしきりだった。

優雅な宮廷生活、教養に裏打ちされた恋愛模様、はたまた怨霊うごめく妖しい世界・・・と、平安摂関期を表現するイメージには事欠かないが、実際の彼ら彼女らの精神世界、政争の修羅、疫病、天災による悲惨な社会状況とはどんなものだったのか?
公式の史書は編纂されなくなっていたが、貴族たちの日記、歴史物語、女房による随筆など、当時に生きる人々の生の声は、かなりの数が残っており、写本によって書き継がれ、今日に伝わっている。作者はこれらの資料を駆使しながら、その合間に交わされたかもしれない会話、ふとした直感、巡る季節の中に唐突に挟み込まれた疫病などを実に違和感なく我々の前に提示してくれている。

例えば、後宮を舞台にした恋歌は、現実の恋愛というより、むしろ后たちの背後にいる関白たち権力者の目を意識したある種の儀式、礼儀としての側面などは、芸術は個人のインスピレーションや感情などを表現するものと考える現代の我々の目には、邪道とまでは言えないが、な~んだと感動までが割引されるかもしれない。
だが、考えてみれば現代だって、SNSなどで発信される個人の情報はすべて事実ではなく、多分に不特定の読者に向けた自己アピールなのだから、案外納得できるのではないだろうか。

そして、摂関を目指す上級貴族たちの婚姻は、まさに現代の政治家の閨閥による連携と同じようなものだった点も本書を読めば頷けるところだ。ただ、当時はより優雅なヴェールをまとって事を行うにすぎない。道長だって、左大臣の娘に狙いをつけたのに何の打算もなかったとは言いがたい。最も、それを意識せずに行えたところに、彼の兄たちとは違った性格が読み取れる。姑の強い後押しを得て、運よく婿入りできた道長は左大臣から有力な政治情報をいちはやく得ることもできるようになった。

さらに、これこそ王朝の恋といってもいいような明子との関わりも、それとは気づかぬうちに時の皇太后である姉の詮子の庇護をうけるきっかけとなっている。
こうして見ると、道長は自分では意識しないうちに、うまく当時の政局を左右する大物たちとの関係を築いてゆく幸運児だといえる。
長兄道隆のように、人間的魅力と権力を駆使して、ポスト独占を図ることも、クーデターのような危ない橋を渡ることもいとわない、凄腕の権謀家の次兄道兼のような力押しもせずに、廟堂のトップに躍り出た道長は、やは自分の非才を知り、ごり押しできない性格のかなり現代人にも共感できる人物として描いたのはもっともだと思う。
とにかく上巻までの道長は、どこまでも平凡な幸運児だ。

一方、当時の女性たちの政治的活躍も見逃せないものになっている。
母后として我が子の一条帝の後ろ盾になりながら、政局の要として強い発言力を持つ詮子、初めはおっとりした深窓の令嬢だったが、夫とともに歩むうちにいつしか政治のツボを会得してゆく倫子、世の中の動きには超越しながらも、いつまでも少女のような心根で道長を安らがせる明子、とその性格付けも明確で興味深い。

まるで現代を思わせるような疫病の大流行で、自分と年若いライバル以外のすべての大臣が消えてしまった状況下での道長の進退が下巻へ向けて期待を高める。

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この世をば 藤原道長と平安王朝の時代 上

2024/02/18 00:50

凄まじい人間ドラマ

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る

上巻を読了しました。ボリュームのある一書でしたが、比類なき程の筆致のなせる故か、スルスルと読み進んでしまうと共にグイグイ引き込まれてしまいました。読み応えをしっかり感じ取れます。
 ―――藤原道長。和歌に詠まれた『この世をば・・』で栄耀栄華を極めた人物として横柄な且つ大ボス感のあるキャラクターだと永年思っていました。本書上巻で窺う限りそんな様子は微塵もありません。寧ろ落ち込んで気弱な節があり、また場の空気を支配する機転に冴えた風でもない。
 本書は歴史ドラマ小説である為、当時の会話を丸々訳出する事は出来ませんが、それにしてもリアル過ぎます。そこが本書の最も面白い所でもあります。また藤原家と天皇家、その周囲を取り巻く様々な人間が絡み、面従腹背の日参や、まるで池を澄まして泳ぐ白鳥の如き動きっぷりは、現代のサラリーマン世界の出世競争と何ら違わないです。否、それ以上のドロドロ感と評しても過言ではありません。
 本書の主人公は藤原道長ですが、クローズアップされてくる裏の主人公は間違いなく詮子です。彼女の芯の強さ、頭の回転の速さ、天性の嗅覚、勘の働き、、これだけのものを擁している人物は稀有です。そして蔭のフィクサーとして超絶に大物です。

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この世をば 藤原道長と平安王朝の時代 下

2024/03/10 18:34

運「が」実力のうち、そして短命な栄華も運。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る

巷間では『運も実力のうち』と囃されたりします。この俗諺が本書下巻では(下巻のみならず上巻でもと言えますが)殊更『運「が」実力』を体現していると痛烈に感じました。運も実力のうちと言えば揶揄に聞こえますが、運は大切な要素です。現代の会社員生活にも同様です。
 主人公:藤原道長を取り巻く数多の人物たちとの人間模様は現代に置き換えた場合、一般人が経験し得るものでは中々ありません。ですが、個々の箇所では充分にあります。その点が本書に惹き込まれる所以と言えそうです。
 本書末章で書題にある「この世をば・・」が詠じらますが、望月は欠けるものです。あの時期での道長は望月が欠ける気がしないと思わず感じたのでしょうが、物事に永遠など無いという事を自身の中に念じる冷静さが無かったのは悲しい性です。道長の弱さの一つだと思います。
 本書が読み手を惹き付けて離さないのは、やはり道長と言えど一人間であり、また当人を囲繞する幾人かの人々に依って蔭に日向に支えられる様が心を打つからに他なりません。人は一人では生きられない、また自分では変える事が出来ない事象(火災や死別)がある、是等は道長とて例外ではないという事を読み手が裡に刻み込める一書です。

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