電子書籍
THE LAST GIRL
著者 ナディア・ムラド,ジェナ・クラジェスキ,吉井 智津(訳)
イラク北部にあるコーチョという小さな村。少数派の宗教、ヤズィディ教徒たちが貧しいながらも日々を平和に暮らしていた。
しかし、忍び寄る紛争の影が、平和を少しずつむしばんでいく。
そしてついにあの日、イスラム国の一群による襲撃が行われた。そして待っていたのは、
自分のすべてを踏みにじられる、性奴隷としての地獄の日々だった――
戦争犯罪の被害者として、「武器としての性暴力」の実態の告発と根絶を訴え続けた著者が、筆舌に尽くしがたい自らの体験を、圧倒的な臨場感で語る。
イスラム国による他教徒への虐殺や性暴力・暴力の実態とは。
彼女が決死の覚悟で逃れ、イスラム国支配地域の現状を世界に向けて発信するまでに、彼女を支えた人々とは。
今、世界でもっとも注目されるノーベル賞平和賞受賞者の自伝、ついに翻訳刊行。
THE LAST GIRL
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紙の本THE LAST GIRL イスラム国に囚われ、闘い続ける女性の物語
2019/02/19 22:27
しびれました。しかし・・・・・
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:玉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
すごかった。想像以上だった。よくぞここまで赤裸々に書いてくださったものだ。
伊藤詩織さんのブラックボックス同様、多くのかたに、彼女の命がけの告白を受け取っていただきたい。
ただ・・・・・・。
長すぎる。重すぎる。せっかく買ったのに、前半で、やめてしまった方はいないだろうか?
もう少し短めの、重要部分を読みやすくしたものは出ないものだろうか?
その方が、さらに多くの方に読んでもらえるのではないだろうか?
文庫サイズか、新書サイズで、200ページくらいで読めたら、もっともっと広がるとおもうのだが・・・・・・。
すみません。
電子書籍THE LAST GIRL
2019/05/06 19:40
ヤズィディ教徒がISISから受けた迫害と虐殺
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:akihiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヤズィディ教徒である著者が、イラク国内でISISから受けた迫害について書いた体験談です。自身や周辺で起きた出来事だけでなく、周りの人々に対する疑心についても赤裸々に書いています。
ナチスについて書かれた「夜と霧」と同様に、著者の主観的な目線で書かれています。
紙の本THE LAST GIRL イスラム国に囚われ、闘い続ける女性の物語
2020/01/19 09:26
彼女が生きている意味
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:amisha - この投稿者のレビュー一覧を見る
非常に重い内容であるが、翻訳の配慮か途中で投げ出すことなく読めた。
このような体験をする女性が私で最後になるためにと付けられた書名。心身ともに疲労困憊し、途中で生きることを諦め、命は助かったものの抜け殻になる人もある被害者の中から、彼女のような人権活動家が出たことは奇跡だと思う。
日本の人材不足は明かであるが、外国人材の導入も不信感が拭えないし、移民問題を積極的に考えている人がどれぐらいいるのかわからない。国内の問題に翻弄されてばかりでなく、私たちはもっと世界に目を向けなければならないと考えさせられた。