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24件
銃・病原菌・鉄
著者 著者:ジャレド ダイアモンド , 翻訳:倉骨 彰
五つの大陸でなぜ人は異なる発展をとげたのか。
世界の富と力ははぜ現在のように偏在するようになったのか。
人類の歴史を動かしてきたものを、歴史学や考古学のみならず、
分子生物学、進化生物学から地理学、文化人類学、言語学、宗教学等
多様な学問領域の最新の知見を縦横に駆使することで明らかにする。
まったく新しい人類史像が立ち上がってくる知的興奮の書。
ピュリッツァー賞、コスモス国際賞受賞のほか、朝日新聞による「ゼロ年代の50冊」の第1位に選ばれている。
銃・病原菌・鉄 下巻
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2017/08/23 01:49
タイトル次第でもっと売れたのでは
11人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:すなぎつね - この投稿者のレビュー一覧を見る
「なぜスペイン人が南北アメリカを征服することはあってもその逆はなかったのか」という問いに、白人の遺伝子が優れていたからだと考える人がいる。それに対し、この問いの答えは地理的なもの、それに起因する様々な環境要因が主であって白人が優れているからではないと論じた書。
この本は発売当初かなり売れたようで、実際読んでみても前提知識を要求せず必要な説明は全て書いてあるにもかかわらず濃い内容でいい本だと感じた。私はサピエンス全史を読んだ後にこの本を手にとってしまったためどうしても比較してしまい読みにくい部分もあったが、それでもかなり読みやすい部類に入る本だと思う。
個人的には、この「銃・病原菌・鉄」というタイトルがなかなか多くの人にとって何についての本かわかりにくく、そのせいで興味が湧きにくいのかなと思ってしまう。もちろん読めばこのタイトルの意味がわかるのだが、書店で本を手にとってもらう機会を逃してしまっていると思うと、少しもったいないと思う。
銃・病原菌・鉄 一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎 上巻
2016/02/28 08:55
世界の国々の環境と社会環境を歴史的に検証する力作!
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品は、ジャレド・ダイヤモンド氏のベストセラーの邦訳です。ここには世界、特に途上j国と言われる国々の現代の環境問題や社会問題が歴史的な国土の成り立ちなどをもとに解き明かされています。内容はとても学問的なのですが、文体は平易でとても読みやすいものとなっています。私は、この作品の中で、イースター島の話とハイチ・ドミニカの話がとても印象に残りました。
銃・病原菌・鉄 一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎 上巻
2015/08/31 14:19
分厚いけどすごく勉強になる。
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:historian - この投稿者のレビュー一覧を見る
なぜ現代の世界はヨーロッパやそれに連なる北アメリカの国々が支配しているのか?という素朴だが考えてみると答えがわからず実に奥が深い疑問に、著者が膨大な紙数を費やしてある単純な仮説を導き出した一冊。内容は本当に興味深く、数々の身近なトピックを持ち出して飽きさせないように書いてあるが、それに応じて本当に分厚く圧倒的なまでの文字数があるので、その点は覚悟して読んでください。