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「反グローバリズム」の逆襲が始まった
著者 馬渕睦夫
今、世界規模で「グローバリズム勢力の衰退」と「ナショナリズム勢力の覚醒」という現象が起きている。その大きなきっかけは、2016年のイギリスのEUからの離脱決定と、アメリカにおけるトランプ大統領の誕生だった。イギリスはEUメンバーとしての経済的利益より主権国家としての国民の利益を選択した。またアメリカのトランプ大統領は、国際社会の基本単位が主権国家であるという信念を明らかにして、「アメリカ・ファースト」を宣言した。いずれも国民の支持を受けてのことであり、ここにナショナリズム勢力のグローバル勢力に対する反撃が始まったのだ。
そもそもグローバリズム、つまり国境をなくして世界を一つに統一することを目指すという思想は1917年のロシア革命まで遡る。そして東西冷戦終了後、欧米の国際金融資本家たちは「偽りの歴史観」(フェイク・ヒストリー)を広め、戦争や紛争を引き起こしてまで、世界のグローバル化を押し進めてきた。それは言うまでもなく、世界支配を目指すための策謀だった。だがここにきて、世界はグローバリズムの欺瞞に気づき始めている。拡大する一方の貧富の差、そして各国の伝統や文化が破壊される中、グローバリズムに対する民衆(ピープル)の反乱が起きているのだ。本書は、そのグローバリズムがいかにして誕生し、世界を破壊していったかを白日の下に晒しつつ、今後、日本が進むべき道を指し示す。
「反グローバリズム」の逆襲が始まった
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「反グローバリズム」の逆襲が始まった
2018/08/08 12:08
日米露のトライアングル
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ZATO - この投稿者のレビュー一覧を見る
米国の既存主要メディア、日本の反日メディアからは酷評されているトランプ米国大統領、プーチン露国大統領、そしてわが日本の安倍首相こそが、反グローバリズムの旗手であり、それなりに成果を上げていると主張しています。
グローバリズムは、表面の綺麗ごととは裏腹に(そういう意味では、ポリティカル・コレクトネスト瓜二つ)、一部の超富裕層をますます裕福にするだけで、それ以外の人類に途端の苦しみをもたらすものです。
本書で著者は、そうしたグローバリズムに対する反グローバリズムの巻き返しが始まっていると主張し、冒頭に挙げた首脳達が、グローバリストに包囲されながらも懸命に闘っている姿を描いてます。
日本国籍であるはずの反日メディアに踊らされて、安倍首相をマイナスに評価している方々には、ぜひ手に取って頂きたいと思います。また、反日メディアに疑念を抱いている方々は、この書籍により大きなあるべき方向性が見えてくると思います。
「反グローバリズム」の逆襲が始まった
2020/12/20 20:51
時事内容に合わせて解説
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うさぎさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
馬渕先生の著書は、根本のテーマは読者なら予想しやすい。今年の世界を具体的に事例として解説されるのでわかりやすい。
2022/12/08 13:38
とんでも本の一種
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は2018年に刊行されたものだが、現在からみるととんでもない内容なのだ、ネオコン=ユダヤ人知識人はトランプ、安倍、プーチンをギャングだと毛嫌いしているけど、日本はトランプやプーチンと手を結んで新しい世界秩序を作っていかなければならないと、のたまっている