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AX アックス
著者 著者:伊坂 幸太郎
【伊坂幸太郎史上最強のエンタメ小説<殺し屋シリーズ>、『グラスホッパー』『マリアビートル』に連なる待望作!】<<鳴りやまぬ驚愕と感涙の声!>>★2020年の年間文庫ランキング4冠達成!★2018年 本屋大賞 ノミネート作!★第6回静岡書店大賞(小説部門) 大賞受賞作!★フタバベストセレクション2017(フタバ図書) 第1位!最強の殺し屋は――恐妻家。物騒な奴がまた現れた!物語の新たな可能性を切り開く、エンタテインメント小説の最高峰!「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。一人息子の克巳もあきれるほどだ。兜がこの仕事を辞めたい、と考えはじめたのは、克巳が生まれた頃だった。引退に必要な金を稼ぐため、仕方なく仕事を続けていたある日、爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受ける。こんな物騒な仕事をしていることは、家族はもちろん、知らない。
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AX
2020/06/16 08:44
愛妻家の殺し屋
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:touch - この投稿者のレビュー一覧を見る
『グラスホッパー』『マリアビートル』に続く、殺し屋シリーズ。
このシリーズは伊坂作品の中でもお気に入り!
今回は、殺し屋「兜」の日常も描く連作短編集となっている。
何故か妻を異常に恐れる「兜」。でも、それ以上に愛していることもちゃんと伝わってくる。
そして、唯一の?味方の息子。
家族を守るために、殺し屋稼業から足を洗おうとするが・・・。
途中の展開には驚いたが、ラストのオチはちょっと見えてしまったかな(だからといってガッカリはしなかった)。
章を区切る伊坂印のハンコが、「兜」だけ傾いたり、掠れたりするという粋な演出も。
エンディングのエピソードが、「兜」の妻に対する想いをすべて表していて、涙を誘った。
やはり、「兜」は恐妻家ではなく、愛妻家なのだ。
AX
2024/01/06 22:36
かっこよすぎる
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:恵恵恵 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレ
殺し屋のとき超かっこいい
恐妻家で息子といるときも超かっこいい
会話の全てがいい
かっこいい
松田もいい。キレるとこおもしろかった。管理人もいい。ゆるさやばい。奈野村もまあいい。
全部は管理できない。敵も同じだった。
一矢報いるときもいい。例に漏れずきれい。
持ち歩きたい。
また最初からでも、っていうとこもやばい
そうじゃないとつらいな、とか悪くない、とかもなんかやばい
自分の部屋欲しいなとかもやばい
俺より早く走れよとかもやばい
簡単なことだったなもやばい
全部かっこいい
他人との付き合いかたがわからないとそうなるらしい
AX
2021/05/15 20:25
またお気に入りの伊坂作品が増えてしまった!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なっとう - この投稿者のレビュー一覧を見る
殺し屋が主人公で、さぞ殺伐としているのかと思いきや、素敵な家族愛の物語でした…。
夫婦のおかしみが面白くって!深く首肯してしまう読者の方も多いのではないだろうかと思いました。
多分、奥さんすっごく兜のこと好きだったんだと思うなぁ。