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祈りのカルテ
著者 著者:知念 実希人
諏訪野良太(すわのりょうた)は、純正会医科大学附属病院の研修医。初期臨床研修で、内科、外科、小児科など、様々な科を回っている。
ある夜、睡眠薬を大量にのんだ女性が救急搬送されてきた。その腕には、別れた夫の名前が火傷(やけど)で刻まれていた。
離婚して以来、睡眠薬の過剰摂取を繰り返しているというが、良太は女性の態度と行動に違和感を覚える。
彼女はなぜか、毎月5日に退院できるよう入院していたのだ――(「彼女が瞳を閉じる理由」)。
初期の胃がんの内視鏡手術を拒否する老人や、循環器内科に入院した我が儘な女優など、驚くほど個性に満ちた5人の患者たちの謎を、新米医師、良太はどう解き明かすのか。
「彼」は、人の心を聴ける医師。こころ震える連作医療ミステリ!
祈りのカルテ
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祈りのカルテ
2022/09/03 14:14
研修医が色々な科で出会う患者さんとのお話
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドラマが似合いそうな、良いストーリーが満載です。お医者さんの苦労と、患者さんの葛藤、その人間模様が、素晴らしく表現されていると思います。
実は数年前に、本作を単行本で読んでいたのをすっかり忘れて、この文庫版を購入してしまいました。しかし、2度目と思えない感動がありました。やはり、知念実希人さんの作品は素晴らしい!(単純に、自分が忘れっぽいのもありますが)それを再認識しました。良かったです。
祈りのカルテ
2022/06/27 13:48
祈りのカルテ
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Keito - この投稿者のレビュー一覧を見る
研修医の諏訪野先生が研修期間に色々な科をを周り仕事に忙殺されつつそこで起きた担当になった患者さんたちの問題を解決しながら自分に適した科を探していくストーリー
読みやすくて凄く面白かったし続編と思ったけどやっぱり完結しているんだろうなと思いつつやはり続編求む
ドラマ化しそうな予感もする(もうされていたならすみません)
祈りのカルテ
2021/03/08 20:24
祈りのカルテ
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
研修医として諏訪野がいろいろな科の研修を受け内科循環器科に正式にスタートを切る物語だが、医療に対する真摯な取り組みを感じさせてくれる話でした。最後の女優の話が一番心に響きました。