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5件
棘の家
著者 中山七里(著者)
穂刈は、クラスで起こるいじめに目を逸らすような、事なかれ主義の中学教師だった。しかし小6の娘がいじめで飛び降り自殺をはかり、被害者の親になってしまう。加害児童への復讐を誓う妻。穂刈を責める息子。家庭は崩壊寸前だった。そんな中、犯人と疑われていた少女の名前が何者かにインターネットに書き込まれてしまう。追い込まれた穂刈は、教育者としての矜持と、父親としての責任のあいだで揺れ動く・・・・・・。
棘の家
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2024/09/29 19:34
素晴らしい本です
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
いじめって奥が深い問題だと思いました。ただ、教育の場で働いている者としては、学校の対応はあまりにも非現実的だと感じましたが、ただただ夢中で読みましたよ。
棘の家
2022/08/01 21:48
加害者と被害者が入れ替わり続ける
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
受け持ちクラスにいじめ疑惑がある中学教師の娘がいじめを苦に自殺未遂。
事なかれ姿勢でいじめに向き合ってこなかった男性が、娘の自殺未遂で父親と教師のどっちつかずの立場に苦悩します。
そうこうしているうちに、娘のいじめていた女児が殺されてしまい、疑惑が家族に向かいます。
被害者の立場から加害者の立場へ。
学校のいじめに対する問題意識の低さ、報道の在り方、ネットの暴走など現代の問題を織り交ぜ話は進んでいきます。
棘の家
2022/08/17 15:29
棘
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投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の娘がいじめにあってしまい、自殺をしてしまう。それを教師としての父親がどう対応すればいいのか、とても複雑な問題である。被害者の父親になってしまった教師がどういう態度を取るのか、考えさせられる。