電子書籍
四畳半シリーズ
私は冴えない大学3回生。バラ色のキャンパスライフを想像していたのに、現実はほど遠い。悪友の小津には振り回され、謎の自由人・樋口師匠には無理な要求をされ、孤高の乙女・明石さんとは、なかなかお近づきになれない。いっそのこと、ぴかぴかの1回生に戻って大学生活をやり直したい! さ迷い込んだ4つの並行世界で繰り広げられる、滅法おかしくて、ちょっぴりほろ苦い青春ストーリー。
四畳半神話大系
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電子書籍四畳半神話大系
2015/09/10 20:55
大学生は読んだ方がいい
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:泉野麻二 - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学生活に淡い希望を抱いたものの、いざ3年生になってみれば満足とは言えない結果に…という今どきの大学生が主人公。
結局どこでも出てくる悪友やら、どう転んだって満足いかない学生生活やら。
結局のところ、どう転んだって大して結果は変わらなかったり、満足いく人生というのはそうそう送れないのかもしれないと思えた。
そういう気持ちをモチーフにした良い作品です。
紙の本四畳半神話大系
2019/11/04 01:14
幾度繰り返そうとも変わらない芯がある
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読人不知 - この投稿者のレビュー一覧を見る
人生は選択の連続です。
人は誰しも「あの時、あちらを選んでおけばよかった」と後悔と共に選択の誤りを振り返る瞬間があります。
本書には、「あの時、あちらを選んだ」分岐ルートが幾つも登場します。
どのサークルを選んでも、関わるメンツはどのルートでも同じ。
関わり方の程度や種類、立ち位置が変わっても、主人公の「私」の性格や行動原理が変わらない為、なんともアレな展開は避けようもなく。
実は「私」の目を通して見た小津君こそが主人公なのではないかと錯覚する程、小津君の活躍と関与、影響力は大きく、これこそが運命の出会いと強力な縁(えにし)であって、分岐ルートに見える選択肢の数々は、ほんの些末事に過ぎなかったのだと掌の上で転がされた気分になります。
全体を通しで読んで、再読すると、人の縁の奇妙な力に思いを馳せたくなる多重構成です。
読めば読む程、主人公のアレな性格が浮き彫りになり、悪縁奇縁に絡めとられた周辺人物たちの幸せを祈らずにはいられません。
電子書籍四畳半神話大系
2021/10/16 22:02
四畳半神話大系
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Keito - この投稿者のレビュー一覧を見る
森見登美彦さんの話しは書き方が独特で面白い
同じような話が何回も出てくるんだけど一つ一つが変わってて面白い
どうしても森見登美彦さんの作品なので学生イコール京大生をイメージして読んでしまうけど京都の不思議な雰囲気と京大生の独特なる個性とがあっているのであり得なくはないと思って読んでしまいました(個人的な偏見だけど)
2023/10/10 13:39
学生時代のワチャワチャした七転八倒ぶりが見事に描かれている。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トッツアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
冷静に眺めてみるとドタバタ劇である。しかし、学生時代、青春といった暑苦しくワチャワチャとしたエネルギーの爆発が見事に描かれていて、登場人物が活き活きとしている。
タイムマシンだ、時空だ、歴史が変わるだ、とそんなことはどうでも良い(よくないが)。
非常に爽快な気分で一息に読んでしまった。読後感もよい。なんだか懐かしかった。
京都の風景、サラッとしつつ細かなところに神経の届いた描写で、心憎い。学生時代を思い出した。
紙の本四畳半神話大系
2023/06/10 17:17
人生は些細な決断の連続
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
凄い小説でした。4編の短篇で構成。大学入学時の些細な選択の相違によって、人生はいかに変化するかという深淵なテーマで、主人公の4通りの大学3年生の春を描写。同様なテーマは、いろんな小説や映画で、主にタイムスリップもの(例えば、重松氏の「流星ワゴン」)として描かれることが多いですが、本作品は秀逸でした。人生は些細な決断の連続。自らを振り返り、「あの時、こちらを選択していたら」なんて考えること自体がナンセンスだと思い知らされました。それにしても、森見さんの着想力は凄すぎて、圧倒されました。
2023/06/10 17:16
抱腹絶倒の面白さ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
未来人の「田村君」以外は「四畳半神話大系」登場人物たちによる空前絶後のドタバタ劇。「四畳半神話大系」にタイムスリップが融合し、抱腹絶倒の面白さでした。昨日と今日を行ったり来たりという、前代未聞のスケールが小さすぎるタイムスリップものにも関わらず、これだけの作品に仕上げる森見先生は流石です。「四畳半神話大系」を読んでいなくても、予備知識が全くなくても、楽しめます。また「四畳半神話大系」を読んだことがある方は、読後に「四畳半神話大系」を必ず再読したくなるでしょう。
2022/10/17 22:49
夏がくれば読みたくなる
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん岩 - この投稿者のレビュー一覧を見る
お馴染みの愛すべき○○たちが繰り広げる二日間のドタバタ劇。
灼熱の京都、下鴨幽水荘の一室で「クーラーのお通夜」が行われた翌日から始まる…
水没したリモコン、そこに未来からモッサリ田村くんがタイムマシンでやってきた、そうだ昨日から壊れる前のリモコンを持ってこよー「時をかけるリモコン」
ワチャワチャしてる間に、河童のなぞや樋口清太郎愛用のシャンプーがわかったり、吹き出しながら読了。
仲良きことは阿保らしきかな、バカバカしさと少しの清々しさ、そしてほんの少しさみしさを感じる、夏にピッタリですね。
2022/08/18 08:01
最高のドダバタ劇を
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yino - この投稿者のレビュー一覧を見る
「水に濡れて壊れてしまったクーラーのリモコンを救う」という極めて小さな目標の為にタイムマシーンでタイムトラベルを試みる一行。いつものメンバーの楽しいドダバタ劇が繰り広げられますが、最後の1文がたまらなく効いて、とても爽やかな気持ちになれる1冊です。
2022/07/31 13:51
ばかばかしくも必死なタイムトラベル
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:シエル - この投稿者のレビュー一覧を見る
コーラに浸かって壊れてしまったクーラーのリモコンを取り戻すため、タイムマシンで昨日へ出発!大スケールな道具でなんともミニマルな冒険をするお馴染みの仲間たち。最初の章で書かれていた謎が次第につじつまが合って明らかになっていくのが面白かったです。河童伝説までつながるとは、と思わず笑いました。ラストの一行はわかっていても最高で、カタルシスを覚えました。
紙の本四畳半神話大系
2022/07/31 13:46
愛すべき四畳半
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:シエル - この投稿者のレビュー一覧を見る
森見ワールド全開!!「とっとと恋路を走りやがれ」「僕なりの愛ですよ」「そんな汚いもん、いらんわい」。冴えない大学3回生の「私」と悪友の小津とのやりとりがツボ。普段はクールなのに蛾に出会うと取り乱す明石さんも最高(笑)アニメも原作の世界観がさらに発展していて大好きです。
2022/07/03 06:32
サマータイムマシンブルースの世界観が生きる
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りー - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物と文体を森見登美彦氏のものにしつつも内容はサマータイムマシンブルースほぼそのもの。しかしこれがよく馴染む。サマータイムマシンブルース未体験者はとりあえず映画を見てその世界観に溺れろ!
紙の本四畳半神話大系
2020/11/02 16:06
やっぱりおもしろい
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
四畳半タイムマシンブルースを読んで、こちも読みたくなって久しぶりに再読。
やっぱり面白い。
四畳半は永遠ですね。
紙の本四畳半神話大系
2020/08/18 17:52
果てのない物語
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:iha - この投稿者のレビュー一覧を見る
小汚い四畳半アパートに住む大学生の男とその仙人か妖怪のごとく奇妙な友人たちとの交流を描いた青春物語。四章から成るこの物語は、章が変わるたびに、話が振出しに戻り、同じ主人公の話が繰り返されますが、それぞれ少しづつ内容が変わっています。そのパラレルワールドを繰り返しループするSF手法はまるで手の込んだイタズラのようです。理屈っぽく屈折したユーモア―がこの著者の持ち味でとても面白いです。
紙の本四畳半神話大系
2020/04/27 09:22
人生は変わらない
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にか - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学の新歓で4つのサークルに迷いそれぞれのサークルに入った場合の人生について描いた物語。
あの時違うサークルに入っておけばよかったと思ったとしても同じ悪童に絡まれ、ほぼ似たような人生になる。
あれこれ考えるより、時の流れに身をまかせて言ってもいいんじゃないかと思える1冊でした。
紙の本四畳半神話大系
2018/10/28 22:32
京都に行きたくなる
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひいらぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る
アニメ化もされた有名な小説ですね。
この本を読んでいくと京都の色々な場所で問題が起こっていくため、実際の京都をしっているとより楽しめること間違いないです。