- みんなの評価
3件
骨灰
著者 冲方丁(著者)
大手デベロッパーのIR部で勤務する松永光弘は、自社の高層ビルの建設現場の地下へ調査に向かっていた。目的は、その現場について『火が出た』『いるだけで病気になる』『人骨が出た』というツイートの真偽を確かめること。異常な乾燥と、嫌な臭い――人が骨まで灰になる臭い――を感じながら調査を進めると、図面に記されていない、巨大な穴のある謎の祭祀場にたどり着く。穴の中には男が鎖でつながれていた。数々の異常な現象に見舞われ、パニックに陥りながらも男を解放し、地上に戻った光弘だったが、それは自らと家族を襲う更なる恐怖の入り口に過ぎなかった。
骨灰
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
骨灰
2023/07/05 14:12
地鎮祭の怖さ
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
怖い話だった。建物を構築する際に、地鎮祭などの祭儀が普通に行われることを何も考えず当たり前のことと思っていたが。払いの儀式は、型通りになされ、その状態が維持されることが大切であり、それが少しでも乱されることがあれば、何が起きるのかわからないという恐れを抱くことになった。また、祟るということは特定の個人だけに向かうのではなく、災害と同様に、周りの人々を巻き込むことがあることは、気をつけようがない。主人公の初期の行動にいら立ちながら、次第によくわからない恐怖を味わうようになった。
2023/08/07 23:36
コワイ
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み進めるにつれて、ますます、怖くなるという小説は、久々に読みましたね、ここまでコワイのは初めてかも知れません。コレは、ホラー小説の分野だと思いますが、この作家さんのホラー小説は、初めてです。
骨灰
2023/03/10 18:25
ぐるぐる
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ひたすらに乾いた渇いたという導入部から始まり、upperではなく明らかにdownerな小説。天地明察とは全く系統が違います。読むのがしんどい。