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18件
エスパー魔美
著者 藤子・F・不二雄(著)
藤子・F・不二雄の名作が次々とよみがえる、てんとう虫コミックス新装版の好評シリーズ第3弾は、連載開始40周年&アニメ化30周年となる「エスパー魔美」です。
「エスパー魔美」は1977年1月号から『マンガくん』で連載開始。1987年4月から1989年10月までアニメ放送されました。
中学生の超能力少女が人知れず空を飛び、人助けや事件解決に大活躍!さわやかな正義感と思春期のドキドキがいっぱいのSFジュブナイル。
「ドラえもん」や「パーマン」より少し上の世代にファン層を広げた、藤子・F・不二雄の代表的傑作の一つです。
このたび、てんとう虫コミックスのカバーデザインを一新し、全ページ新規製版による新装版として刊行いたします。
(『藤子・F・不二雄大全集』で作成した最新のスキャンデータから製版しています)。
エスパー魔美 9
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2020/04/08 22:27
ティーン向け藤子・F・不二雄
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
運動神経はいまいち、優しくて博学、分析的でいつも冷静な高畑。
画家で公立学校の美術教師でもある父、大手新聞社の外信部に勤める母、祖父は明治期に仏へ留学、その時に知り合った女性と結婚し、マミ公の赤毛もその隔世遺伝であるらしい。
一巻以降はあまり見かけない設定ではある。あんまり使いどころないものね。
高めの年齢を意識しているのか、科学・芸術・経済の専門用語も学術用語も遠慮なく突っ込んでくる。
読者を子供扱いせず、それでいてさりげなく興味を誘うのはさすが。
「くたばれ評論家」は珠玉・至言だらけだ。
「芸術は結果だけが問題なのだ。」「たとえ、飲んだくれて鼻唄まじりにかいた絵でも、傑作は傑作。」
「剣鋭介に批評の権利があれば、ぼくにだっておこる権利がある!!」「あいつはけなした!ぼくはおこった!それでこの一件はおしまい!!」
このやり取りは真理の”半分”をきれいに切り取っている。
作者はあくまで職業作家であり芸術家ではない。
日本ばかりか世界でもここまで極めた人は少ない。そんな作者の想いが透けて見える良作。
2020/07/05 00:44
エスパーの料理と歌手の料理
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「エスパーコック」ではマミ公が料理にチャレンジ。
言わずと知れた「ジャイアンシチュー」の派生だ。
ジャイアン+シチュー、ジャイアン+きれいな、だけで単体のギャグを成立させてしまうのは凄まじい。
しかし「ドジっ娘」ジャンルすらとうに開拓していたのは天才ならでは(少し違。
高畑の冷徹な観察眼が光る「魔女・魔美」、優しく穏やかな彼の人柄が際立って見える巻。
2025/03/06 10:10
エスパー魔美 シリーズ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
人の心ほど分からないものはないですね。その深淵を覗く者のは帰ってこられるのか。覗かれた者は覗いた者を喰ってしまいかねない。飲み込まれかねない恐怖がある。それに対抗することが魔美ちゃんたちはできるのでしょうか。
(紙の本で読み終えましたが、電子版でも同じだと思うのでレビューを投稿しました。やっぱり、自分は紙の本が好きです)