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7件
文春ジブリ文庫 シネマコミック 風の谷のナウシカ
著者 宮崎駿
産業文明が滅びてから千年。瘴気を発する腐海に人々はおびえて暮らす中、木々を愛で、蟲と心を通わせる少女ナウシカの壮大な物語が幕を開ける――。スタジオジブリの設立のきっかけとなった不朽の名作を、繊細で鮮やかな画とともに文庫版として新たに編集したシネマ・コミック。映画の全カット、全セリフを掲載した愛蔵版。
文春ジブリ文庫 シネマコミック 風の谷のナウシカ
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風の谷のナウシカ
2013/08/03 14:11
文春ジブリ文庫シネマコミック第1弾はやっぱりこれっ!
10人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画をビデオ・パッケージとして自宅などで自分の好きな時に観ることができるようになった時に、この手の本の存在意義はなくなったものと思っていたので、書店で横目で見ることはあっても一切手を出さないでいた。
それが、ジブリで、文春と組んで文庫にしてというのだから。
シネマ・コミックに限らず、アート関係は画面の大きさもその印象を左右すると思っていたので、文庫化されたものはよほどのことがない限り遠慮することにしていた。
それが、ジブリで、文春と組んで文庫にしてというのだから。
そして、順番と言えば順番だけれど、『風の谷のナウシカ』なのだから。
文庫1冊にするにはやや分厚いが、映画として一気に楽しむにはやはりこれしかなかったのだろう。
すでに映画館は言うに及ばず、パッケージ作品としても、テレビ放映でも何度も観ている『ナウシカ』だけれど、改めて読んでしまった。いや、読まされてしまったというべきかもしれない。
確かに映画ではないし、かと言ってマンガとも言いにくいし、位置づけしにくい作品として成立してしまっているのだけれど、これはこれで楽しめるということは、少々意外だった。映画の決められた画面の中での表現を、マンガのコマ割りにするというのは1つのテクニックのように思う。それがこの本では違和感なく成立していたと思う。これはこれで1つの表現なので、誰がこのようなコマ割りにしたのか知りたくなってしまった。奥付にある「構成 岸川靖」とあるのがその人だろうか。
ストーリーはもう、言わずと知れた話なので特に言うことはない。ただ、原作のマンガを知ってしまうと、やや物足りないところはある。2時間あまりの映画として完結するには仕方ない事だったのかもしれないが。
何だかんだと言ってしまったが、結局また何度目かのアニメーションとしての『ナウシカ』を観たくなってしまった。読んだものをそんな気分にさせるということでは、この本は成功していると言えるのだろう。
2024/09/04 23:20
☆風の谷のナウシカ☆
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
これが、ジブリの初映画作品なんですよね・・・
ちょっと現実離れしているかもしれないけれど、確かに、腐海のように、今の地球環境は徐々に蝕まれているんですよね・・・ それも、人間の手で・・・
荒廃した砂地、巨大なカビの胞子のような森・・・ 本当に、地球もそうなってしまうのかな・・・
そして、毒を出す腐海の原因が、汚れた土や水にあるというから、耳が痛い。
しかし、蟲たちは生きているし、腐海の底では、自然が自ら浄化をしている・・・
その自然の素晴らしさに気づくナウシカの純粋さには、心打たれますね。
風の谷のナウシカ
2024/09/04 23:18
☆風の谷のナウシカ☆
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
これが、ジブリの初映画作品なんですよね・・・
ちょっと現実離れしているかもしれないけれど、確かに、腐海のように、今の地球環境は徐々に蝕まれているんですよね・・・ それも、人間の手で・・・
荒廃した砂地、巨大なカビの胞子のような森・・・ 本当に、地球もそうなってしまうのかな・・・
そして、毒を出す腐海の原因が、汚れた土や水にあるというから、耳が痛い。
しかし、蟲たちは生きているし、腐海の底では、自然が自ら浄化をしている・・・
その自然の素晴らしさに気づくナウシカの純粋さには、心打たれますね。