- みんなの評価
11件
ブラック・ジャック創作秘話
“漫画家は医者を創った。医者は漫画家を救った。”漫画史にきらめく不朽の名作「ブラック・ジャック」!! 漫画家の神様・手塚治虫先生の創作の現場を関係者の証言で再現するマンガ・ノンフィクション!!
ブラック・ジャック創作秘話手塚治虫の仕事場から 5
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
ブラック・ジャック創作秘話 Vol.5 手塚治虫の仕事場から (SHŌNEN CHAMPION COMICS EXTRA)
2014/09/16 18:44
シリーズ完結
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あずきとぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ブラック・ジャック」連載当時を中心に、手塚プロでの作品制作の実態やその周辺について、関係者の証言を元に描いてきたシリーズも、この5巻で完結となった。
全5話が収録されている。
第20話「ふたりのピノコ」
4巻では、手塚の長男眞が取材を受けていたが、ここでは長女るみ子、次女千以子の二人が登場。
それぞれの幼少期から手塚が病没するまで、父・手塚治虫と人気漫画家・手塚治虫について、二人各々の視点から語られる。
第21話「砂かけ男」
手塚が、しばしば締切り間際まで原稿が遅れてしまうことは、1~4巻でも描かれてきた。
だが、原稿が編集部に届いても、それだけでは雑誌は出来ない。
編集部(出版社)から印刷会社、製本会社、配送会社を経て、やっと全国の書店に雑誌が並ぶのだ。
ここでは、この雑誌作りにおける出版社と印刷会社とのぎりぎりの攻防を、秋田書店製作部の荒木を中心に据えて描く。
第22話「歯医者はどこだ!?」
歯学部在学中、一年だけ休学して手塚プロに入ったアシスタントによる思い出話(12ページの掌編)。
第23話「手塚治虫は困った人なのだ」
手塚をよく知る赤塚不二夫と、手塚・赤塚両者の担当を経験した編集者による証言。
当時の名物編集長カベさんも登場。
手塚の原稿が遅いと愚痴や悪態を口にする編集者たちを、赤塚は一喝する。
赤塚から語られる、手塚の思いとは。
最終話「最後のひとり」
手塚プロに17年アシスタントとして在籍していた伴俊男の証言による、執筆時の手塚の姿。
そして、最晩年のエピソード。
入院してしまった手塚の指示を待ち、一人手塚プロの仕事場で電話の前に座る伴。
ようやくかかってきた電話で、伴は手塚から激しく怒鳴られてしまう。
シリーズ完結。
ぜひ全五冊を読み通して、「天才」「漫画の神様」と呼ばれた手塚と、手塚プロスタッフ、編集者らの漫画に懸けた思いを、追体験していただきたい。
ブラック・ジャック創作秘話 手塚治虫の仕事場から 1
2024/01/02 14:19
これは興味ある神様の話
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハナ - この投稿者のレビュー一覧を見る
神様と称される手塚治虫先生ですが、そればかりが先行してしまっていて、実際のお人柄が雲に撒かれた様になっている現在。
どの様な人柄だったのか知ることのできる漫画です。
鉄腕アトム、ブラックジャックを書いていた漫画家さんのお話です。
2023/11/23 16:54
手塚先生とアニメーション
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nico - この投稿者のレビュー一覧を見る
第3巻は手塚先生とアニメーションのお話が濃かったです!
手塚先生が中学生の頃に感銘を受けた、アジア初のアニメーションとの出会いがわかりやすく、その後の日中の文化交流に貢献された根っこの部分がわかりました。
『悟空の大冒険』が大大大好きだったので、その手塚先生にとっての"悟空"の変遷を知れて感無量でした。