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ケルン市警オド
著者 青池保子
活気あふれる中世の大都市・ケルンの治安を守る市警たち。その若きエース・オドは、後輩のフリートも憧れる仕事のデキる男だ。しかしお偉方から厄介払いで命じられた人探しが大事件に発展し…!? 「修道士ファルコ」の人気キャラ「兄弟オド」の治安役人時代の物語。
【期間限定 無料お試し版 閲覧期限2025年6月29日】ケルン市警オド 1
閲覧期限:2025/06/29 23:59
ケルン市警オド 7
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ケルン市警オド 5 (PRINCESS COMICS)
2020/06/28 12:26
『修道士ファルコ』に巻数が追いついちゃいました
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ケルン市警としてあわただしく日々を過ごすオドのこと。
冒頭の特別編は『エロイカより愛をこめて』に出てきたあやしい石像のことを思い出させる(そういえば、あれもケルンの話だったような?)。
本編は未解決の強盗殺人事件と借り手のない家の話。この巻で解決します。
しかしその後、オドに与えるダメージが大きそう・・・。
彼がのちに出家することはわかっているのですが、だんだんそこへ至る原因を知りたくないというか、ケルン市警としてがんばる彼の姿をいつまでも見ていたいというか・・・暗黒面とほのぼの部分のバランスがよいこの中世の世界でワクワクしていたいです。
『ファルコ』の世界にも戻りたいんですけどね。
ケルン市警オド 4 (PRINCESS COMICS)
2019/06/27 22:48
少女漫画を超越
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
レーベルからすると少女漫画というジャンルに入るとだろうけれど、このケルン市警オドシリーズはミステリである。ミステリファンを自称していたがもう21世紀にもなればミステリジャンルにも飽きてきたなあと思っていたが、まだまだミステリ、いや少女漫画の奥は深かった。
「少女漫画」で「ドイツが舞台」で「歴史もの」のしっかりした「ミステリ」という希少、というかこの人しか書いていないだろうジャンル。
ウンベルト・エーコ(この人も別にミステリ作家ではなかったはず)の「薔薇の名前」以来の衝撃。「薔薇の名前」くらいブレイクしてほしい。(ショーン・コネリー似の修道士がちゃんと出てくるし)
オドシリーズの姉妹編である「修道士ファルコ」シリーズも少女漫画でドイツの歴史物で修道士ものであるという異色のジャンルだったけれど、どこまで続けてくれるのか、74年組の作者のバイタリティとオリジナリティには感服するばかり。二つとも新作が楽しみなシリーズ。
この作者を知らずにいて、これから読む漫画ファン、ミステリファンの人が心底羨ましい。
ケルン市警オド 6 (PRINCESS COMICS)
2022/08/23 11:07
今回は(笑)
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回はオドの詰めの甘さが目立つ巻でした。
模型の値段を聞かなかったばかりに青ざめるハメになったし。
やっと買い手を見つけて安堵の表情を浮かべたオドにちょっと涙が滲んでいたように見えました。。珍しいなあ(笑)
今回は貴族のお家騒動。
本懐を遂げたあの人の穏やかな表情が印象に残りました。
なんの罪悪感もなく人を殺す人間ばかりで悍ましいエピソードが多かった気がします。
特に恐ろしかったのは侍女頭。
あの家がなくなった今、ああいう人たちは次にどこへ行くのか。
またどこかで似たような事を繰り返すとしたら…寒気がします…