電子書籍
ある設計士の忌録
著者 鯛夢
工務店を営む“私”が仕事の上で時折出会う、安易に手出しできないブラック案件。そんなときに彼が頼るのは、不思議な力を持つ“先生”。その男は法外なギャラと引き換えに、磁場や霊力がうごめく様々な土地建物の秘密を解き明かしていく。
ある設計士の忌録(1)
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紙の本ある設計士の忌録(1)
2023/02/06 21:31
この世ならぬものの設計士
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
これが実話怪談だということに驚愕。
最初の「箱」これってハンド・オブ・グローリー…
「三角だらけ」
これを読んで加門七海さんの「三角屋敷」を思い出しでしまった…
香港から来てこのにほんでなんらかの実験をしていた連中は何者だったのか。
土地と建物 まだまだ怖い話がいっぱいなのだろう…
電子書籍ある設計士の忌録(3) 鎮め物
2022/03/18 14:59
面白かった
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけとり - この投稿者のレビュー一覧を見る
本編だけでなく、ちょいちょい挟まれる鯛夢さんの補足やあとがきマンガも面白い。
電子書籍ある設計士の忌録(1)
2023/10/14 18:35
何度読み返しても
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
新刊発売で最初から読み返しています。
世の中には読者。怖がらようという気持ちが先に立って滑っている実話怪談が山のように出ていますが、この作品は格が違う。
今、自分がいる場所がそうかもしれない恐ろしさがあります。
加門七海さんの「三角屋敷」で震え上がった自分にある程度の答えを教えてくれたこの本に感謝しています。
2023/09/20 13:27
次の世代
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
待ちに待った最新刊。
人の世の影にある割り切れない何かを垣間見る一冊。
相変わらず気安く使われる工務店さん(笑)
トラブルだらけです。
「恵比寿さま」
あの瑠子さんでも対処できないクセのある神様。
恵比寿信仰絡みかな?
「住宅地の鳥居」
バブル期の地上げの末?
何かか起こったらしい住宅地。
…触らぬ神に祟りなし。
「地怪」
旧家の地下には…跡継ぎさんの肝が座っていて良かった。
「螺旋怪談」
建築士って怖い。敵にまわしてはいけない。
「影」
…あの人はあの空間でずっとあの状態のままなのか。
これは怖い。
「踏んではいけない」
ごくさりげなく生け贄を差し出す仕掛け。
関先生も塩漬けにしておく以外ない。
これが今も日本のどこかにある。
「紋様」
親切心が仇になったエピソード。
相手は関先生の事務所まで乗り込んできた。
それに対応しようとした女性は…
関先生の跡継きでしょうか。
少しずつ次の世代への布石が打たれているのかもしれません。
電子書籍ある設計士の忌録(4) 山の神
2023/10/15 12:41
どちらが怖いか
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
山の女神の姿を見た子どものうち、一人が音もなく消える…
その怪異に立ち向かう関先生一同。
最後にあの山の神様が再登場。
廃旅館のエピソードはとにかく怖い。
怪異よりも人間が恐ろしいという怖さ。
どちらが怖いかと問われたら生理的に後者…
電子書籍ある設計士の忌録(3) 鎮め物
2023/10/15 12:35
土地というもの
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
関先生による地鎮祭を蹴った家族のその後…
売買で土地を手に入れたとしても本当の意味では自分のものではないのだと思わせるエピソード。
目には見えない存在に土地を使わせてもらうだけ。
だから礼儀は守らないといけない。
そこを間違えると痛い目に遭う。
とてもこわい話でした。
電子書籍ある設計士の忌録(2) 疫神
2023/10/14 18:44
読み返し中
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
新刊発売で読み返し中。
全て怖い。さすが関先生絡みとしか言いようがない。
大掛かりなエピソード「疫神」
この時封印が失敗していたらと思うとと寒気がする。
牧歌的でさえある「山の神様」とは大違いなのがさらに恐ろしかった。
電子書籍ある設計士の忌録(5) 地怪
2023/09/21 17:12
家絡みの怪異
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけとり - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かった。人間にはどうしようもない怪異と、人による怪異の話。話としてはあっさりしているものもあるのだけれど、これ以上は知らない方が良いというのが如実に伝わってくるので、じわじわと怖くなる。合間合間の描き下ろし解説がありがたいというか、癒やしページになっているというか…w
2023/02/09 14:50
一番の怪異は「人間」
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回はお酒の一件など瑠子さんが気の毒でした。
信じてはいないけど、結局協力してくれるのだから本当にいい人なのに。
呪物の話がちらほら。
こんなものを作る人がいるから…
山の神様が再登場。
上等なお酒にご機嫌だったりうっかり女神の名前を洩らしたり。
神様もうっかりするのだと思うと口元が緩んでしまった。
山の神様でほっこりした後に読んだ「廃旅館」
そこで起こった凄惨な事件…それは祟る…
平然と非道な事件を起こした連中が存在するなら、この世で一番の怪異は人間なんだろうな…救いがない。
2023/02/06 21:41
命取り
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
山の神 先生が礼儀正しいというかなりレアなエピソード。
神様?と和気あいあいと話す ここだけ読むとおとぎ話のよう。
軋む音 ある家に住むことになった夫婦。
奥さんの満ち足りた表情に虚を突かれた先生の顔が印象的。。
山で何者かに化かされた登山者 つくづく山は異界。
表題作の疫神 神様への冒涜は当然悪い形で返ってくる…
その愚かさに何も言えなくなった。
電子書籍ある設計士の忌録(4) 山の神
2023/01/24 23:36
夜怖くなるタイプの恐怖ではないけれど
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけとり - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かった。
ちゃんとした怪異が起きているのに、やっぱり生きている人間が一番怖いという話ばかりじゃないですかヤダーw
電子書籍ある設計士の忌録(2) 疫神
2021/08/29 16:41
ほん怖でドラマ化された話の2巻目
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけとり - この投稿者のレビュー一覧を見る
2巻が出てるなら教えてくれよ〜(って、hontoの続刊お知らせで教えてくれたんだった…)
面白かったけど、今回はそんなに怖くないかな? 表紙にもいる、神社生まれのお弟子さんが寺生まれのTさんレベルで解決してくれるので…w
3巻も出るっぽい雰囲気なので楽しみ。
2023/02/07 09:32
瑠子さん最強巻
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
前巻の「疫神」でも思ったが、神様との距離感というか、お付き合いの仕方がわからない、意味を見出だせない人が増えているのもかも。
地鎮祭を拒否して行方不明になった家族の話は恐ろしかった。
いったい彼らに何があったのか…
「鎮め物」は若い頃の先生のお話。
まだ青臭さが残ってます(笑)
とにかく瑠子さんの浄化力が最強!そういうエピソードが多い巻でした。