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25件
風と木の詩
著者 竹宮惠子
――ぼくを満たしてくれるものは、あのあつい肌と肌とのふれあい――。妖しい魅力を纏った少年、ジルベール・コクトーは抱かれることでしか心満たされず、威厳あるラコンブラード学院においても退廃的な生活を送っていた。あるのは、孤独だけ……そんな中、学院に1人の転入生がやってくる。セルジュ・バトゥール――貴族の父とジプシーの母の血を引き、黒髪ととび色の肌をした転入生。眩いばかりの純粋さで周囲を魅了する一方で、彼もまた埋めがたい孤独を抱えていた。共に孤独を抱えながら、対照的な2人は、傷つけ傷つきながらも交差する。19世紀南仏を舞台に開花する青春と愛を描いた、傑作ロマン第1巻!
風と木の詩 (16)
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2017/12/06 18:21
BL界不朽の名作
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わだち - この投稿者のレビュー一覧を見る
今ではBLも大量消費時代に入り次々と山なし意味なし落ちなしな作品が生まれては消え、読み手としてもこの耽美な世界の素晴らしさをすっかり忘れかけていました。ストーリー、画、キャラクター全てにおいて芸術の域です。連載から40年たった今でもBL界最高峰の名作です。
2016/09/07 17:08
永遠の少年ジルベール
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:rana - この投稿者のレビュー一覧を見る
そういえば読んでない名作があったなと思い購入。
ジルベールの思わせぶりな態度にもうメロメロです。。
学生のときにBLにのめりこんでいた情熱を久しぶりに思いだしました。
当然ですが、レトロな少女マンガのタッチも美しく、しばらく満ち足りた心で生きていけそうです。ホントに読まないと損の作品!
2017/12/08 01:13
(´;ω;`)
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わだち - この投稿者のレビュー一覧を見る
ジュールとロスマリネ、2人の外伝も収録されていて面白かったです。けっきょくどんな生き方が良かったのかなんて思うけれど、そんなのは仮定でしかないのです。マンガ史に輝く名作です。