- みんなの評価
58件
ぴんとこな
著者 嶋木あこ
家柄が重んじられる歌舞伎界において、名門の御曹司として生まれたにも関わらず、実力のない恭之助。歌舞伎とは無縁の家に生まれながら、実力のみで最底辺から成り上がろうとする一弥。正反対の2人の男が、なんの因果か同じ女の子・あやめに恋をしたのが物語の始まり。歌舞伎を愛するあやめに好かれたい恭之助は、コネなんかいらないから実力が欲しいと悔し涙を流す。あやめの目の前で主役を張りたい一弥は、名門の養子になろうと…?当代切っての絵師・嶋木あこが描く!笑って泣ける美麗歌舞伎ラブストーリー 第1巻!!
ぴんとこな 16
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
ぴんとこな 16 (Cheese!フラワーコミックス)
2015/12/02 20:31
大団円
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ベローナ - この投稿者のレビュー一覧を見る
いよいよまとめの最終巻。病に倒れた恭之助父に向けて恭之助と一弥は2人の解釈によって役を演じます。
感動的に幕を下ろし、その後の様子も書かれています。
お嬢さんの子どもと一弥のやりとりは涙なしではみられないほどとてもいい関係で、結果的にはみんな幸せになって本当に良かった!
こんな漫画に出会えることはなかなかないのでぴんとこなに出会えてラッキーです。
全力をもってオススメします!
ぴんとこな 15 (Cheese!フラワーコミックス)
2015/10/03 10:08
おもしろい
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんた - この投稿者のレビュー一覧を見る
ぴんとこなは歌舞伎の世界を繊細なタッチで丹念に描きながらも、コミック的な友情ものであったり、劇的な要素があって楽しい。
2023/05/28 22:09
色んな華があるもんで
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:apple2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
十人十色といいますが、華にも色んな種類がありまして。
『ぴんとこな』二枚目にも色んなタイプがありまして。
個人的には『猛』タイプの華に惹かれますが、それはたぶん、自分にはない愛され慣れた自信があるからだと思います。
冒頭で思われている程、挫折知らずではありませんが、根底に自分が中心に回ってきた世界があるんですよね。
だから直球でいられる。
花に例えるなら牡丹(私的感想です)。
『弘樹』は自分の力だけで這い上がってきた、見た目と反したど根性タイプ。
だからこそ迷いながら、夢の為に自分も他人も犠牲に出来る。
その薄情さが妖艶で美しく、私には少し怖く感じてしまった。
花に例えるなら芥子(私的感想です)。
そんな二人が唯一無二の相棒なんて、不思議な縁ですね。
違う道を辿ってきた二人が、同じ舞台で其々の色に咲き誇る感動のフィナーレ、泣けました...。