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電子書籍
利休鼠のララバイ~杉原爽香 二十八歳の冬~
著者 赤川次郎 (著)
杉原爽香、28歳の冬。爽香は、勤務先〈Pハウス〉の入居者で女優の栗崎英子(くりさきひでこ)とコンサートに出かけた。が、英子と旧知の仲の歌手・喜美原治(きみはらおさむ)が体...
利休鼠のララバイ~杉原爽香 二十八歳の冬~
利休鼠のララバイ 杉原爽香二十八歳の冬 (光文社文庫 杉原爽香シリーズ)
商品説明
杉原爽香、28歳の冬。爽香は、勤務先〈Pハウス〉の入居者で女優の栗崎英子(くりさきひでこ)とコンサートに出かけた。が、英子と旧知の仲の歌手・喜美原治(きみはらおさむ)が体調を崩し中止に……。一方、爽香の恩師・河村布子(かわむらきぬこ)は、夫・太郎(たろう)が家を空(あ)けがちなのに悩んでいた。刑事の夫は、事件で知り合った女性と交際しているのだった。登場人物が読者とともに年齢を重ねる画期的シリーズ第14弾!
著者紹介
赤川次郎 (著)
- 略歴
- 1948年福岡県生まれ。「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞、「悪妻に捧げるレクイエム」で第7回角川小説賞を受賞。2005年、第9回日本ミステリー文学大賞を受賞。
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紙の本
杉原爽香14冊目・28歳
2023/07/27 19:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
爽香の周りがざわつきすぎます。しかもほとんどが恋愛沙汰、人間てなんて弱いんだろうと呆れるほど流されて流されてドツボにはまっていきます。
紙の本
これからどうなっちゃうの?
2002/06/20 20:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りんご酢 - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公杉原爽香他登場人物が1年に1作品出版されるたびに1歳年をとり、毎回色が関係するタイトルがつけられ、微妙に内容のヒントになっている気がします。
今回は利休鼠(りきゅうねずみ)いわゆるグレーの部類ですよね。爽香たちの恩師川村布子は生徒の自殺を食い止められなかった為、教師の仕事も退職せざるを得なくなります。またそれを夫である太郎にも打ち明けられないという夫婦の危機状態にあります。太郎は前作の事件で知り合った女性と不倫関係に陥り、苦しんでいます。
爽香の夫明男にもちょっかいを出してくる社長礼譲も出て来たりと、限りなくグレーな人間関係を交えながら、バリトン歌手喜美原の事件に巻き込まれていきます。まだまだ爽香の苦難の日々は続きそうです。
紙の本
今後に向けて
2001/09/11 21:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トト@NJP - この投稿者のレビュー一覧を見る
年1回発行され、登場人物が読者とともに年齢を重ねるシリーズの第14弾。毎年、様々な事件に遭遇する主人公・杉原爽香ですが、今作ではバリトン歌手の相続争いに巻き込まれます。それと同時に、今まで爽香を暖かく見守ってきた恩師・布子先生に危機がおとずれます。夫の女性問題、受け持つクラスの不登校児の問題など、窮地に立たされた布子先生の姿は、長年このシリーズを愛読してきたファンにはとても辛く映ります。
他にも、爽香の夫・明男に興味をしめす女性が登場したり、爽香に新しい仕事の誘いがあったりして、シリーズの新たな展開に向けて様々な伏線がはられています。その意味で、今作はとても重要な作品になりました。今回起こったこれらの出来事が、次作ではどのような展開を見せるのか、来年の発売が今から待ち遠しくなります。