死を乗り越えて。そしてまた新たな同志参加
2012/11/10 02:24
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投稿者:sleeping lion - この投稿者のレビュー一覧を見る
宋江と晁蓋、共に頑固な二人。
晁蓋が倒れてからは宋江は一人を自覚した行動に出る。
スゴイ。
誰もが成長していく。
大きくなってゆく。
梁山泊きっての豪傑たちが共に飲み明かす。
その様に男泣き。
戦友などと安い言葉では語れない、強い絆。
いいなぁ。水滸伝。
関勝の饅頭のくだりも最高!
水滸伝 12 シリーズ
2023/08/01 09:54
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投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
心に屈託を持った者や傷ついた者が子午山にやってくる。
なんだか、桃源郷とはまた違った再生の場のような所だと思える。
王進とその母が作り上げた場所。どんな場所か想像してみた。
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投稿者:とりこま - この投稿者のレビュー一覧を見る
この巻のクライマックスは何と言っても囚われた盧俊義と救出に乗り出す燕青の脱出劇。あまり語られてこなかった燕青の生い立ちにもクローブアップし、切実な救出への想いが浮かび上がり、脱出劇をより劇的なものにしている。
さらに、大刀関勝がついに決断。最後のシーンは清々しさが感じられる。
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投稿者:ワガヤ - この投稿者のレビュー一覧を見る
塩の道が危機だった。晁蓋が死んで、宋江がボス。どんな感じになるのか楽しみです。これからまた盛り上がりそう。
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2008/5/18 前巻までのあらすじを読んでたまげました。11巻の終わりってそういうことだったの??えええー!!!
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(注意※ネタばれしてます。)
前巻のラストが怒涛の展開すぎて、頭が信じたくなかったのですが、
12巻の前書きでやはり現実を突きつけられました。
・・・・こ三娘との恋愛がこれからおもしろくなってくると期待してたのに。。。。
ひどい(ノД`)・゜・。
この巻は慮俊義と燕青の親子?関係ですね!!
ずっとホモだホモだと言われて白い目を向けられていたこの二人ですが、
その真実が白日の下になりました。
しかしひどい拷問もあったもんです。
そして燕青の「わたしは人ではなくなります。」に身震いしました。
燕青かっこよすぎでしょう!!
最後は棒でぶんなぐられてるところなんか、ストーリーのテンポよさがめちゃくちゃ気持ちいいです。
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事態に揺れる梁山泊。
今度は『裏の塩の道』を司るあの漢が捕縛される。
身体も心も壊す拷問に耐え切れるのか!?
あの漢の知られざる秘密、燕青との親子愛!?
燕青、死域に入る!!
地方軍最強クラスの将軍大刀関勝、梁山泊と決戦へ!?
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【一代の、英傑だったか】
塩の道に迫りくる官軍。
知略が飛び交う。そして呉用との確執が少しづつ。。
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雄州の関勝将軍で始まり、梁山泊入りで終わるが、間に盧俊義が捕えられ、超人的な燕青の超人的な活躍により救出される。
梁山泊ほぼ全軍による北京大名府の攻略、関勝将軍による梁山泊の急襲、撤退の混乱時の趙安による宋江襲撃と盛りだくさんである。
昔水滸伝を読んだ記憶はあるのだが、どのようなものを読んだか記憶がなく、違うということが気になる。裏の暗闘部分が演義ものと違う点か。
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今まで読んだ水滸伝の中で一番泣いた。
廬俊義を救うために燕青が救い出して
梁山泊まで運ぶところが泣けて仕方がなかった。
死域をも超え、ただ無我夢中になって進むさまが
鮮明に浮かぶようで自分まで苦しかった。
あと、関勝が加わった。あー良かった。
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燕青が盧俊義を背負って、北京大名府を脱出する回。
よって、普通なら燕青と盧俊義のことを書くのでしょうが、
自分がこの巻で印象に残ったシーンは、拷問と豪傑たちが酒を飲みながら、死んだ仲間のことや大刀関勝のことを語るシーンです。
拷問というと、相手の体に鞭を打って痛みを与えることで、暴露させるものと一般的には思われますが、ここに出てくる男たちはいずれも大志を抱いた豪傑たちなので、その程度では、暴露するはずもありません。
ここでの拷問とは、相手の希望を一つ一つ潰していき、生きる希望を無くさせること。その後、同じところを何度も何度も責めては、一時休憩を与えて、また同じところを繰り返し責める。相手が死にたくなるまで、それを毎日繰り返す。
そう!心を毀すのが、拷問なのである。
水滸伝は大志を抱いた豪傑たちの物語。その根本を断つ!という意味でも、この巻の拷問シーンは興味深いシーンとなっています。
そして、豪傑たちが酒を飲みながら語るシーン。
呼延灼と彭玘が朱富の店で、韓滔の最後を語り合い(呼延灼・彭玘・韓滔は梁山泊に加わる前からの戦友)、そこに林冲と史進も加わり、話は大刀関勝から黒旋風の李逵のことまで放談します。
この中で朱富だけが軍人でも豪傑でもありません。もちろん梁山泊の一員ではありますが、彼は梁山泊のある湖のほとりで魚肉の饅頭を売る飲み屋の主人です(梁山泊への船渡しが本当の彼の役割ではありますが)。
雄々しい男たちが酒を飲みながら吐露するところを、私たちは朱富の目を通して垣間見ることで、英雄豪傑たちの中の弱い側面を見ることができるのです。
英雄豪傑の活躍だけが読みどころではない。人には様々な魅力があるところを、この水滸伝ではあらためて感じさせます。
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文句なくいろいろなことが破滅に向かっていて、滅びの美学って感じがしてきた。
そういう中で、やっぱり燕青の活躍は心に残る。拷問の怖さと共に。関勝もあげたいのだけど、とりあえずは「顔を壊された男」宣賛の存在感に負ける。関勝が煮え切らないからかな。
物語の進行よりも、登場人物の存在感が光る一冊。なかなか気持ちがよい。
2008/9/12
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青蓮寺は執念で盧俊義を追い詰め、拷問する。
梁山泊は、盧俊義奪回に向けて全力を傾ける。
ストーリーは文句なしに面白い。
人生の深みも感じ読み応えもある。
しかし、一点どうしても納得ができない箇所は、
宋江と呼延灼が、闇塩の道を守るため民間人100人を虐殺する場面である。
これはどう考えても大量虐殺であり、ジェノサイドにも等しい悪行で
いくら宗が悪政だからといって正当化できるものではないだろう。
この一点がどうしても腑に落ちないが、
それ以外は文句なしに面白い。
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塩の道を探っていた青連寺はついに蘆俊義までたどり着き身を拘束する。過酷な拷問を受ける主人を救うため、燕青は飛竜軍とともに救出に向かう。瀕死の蘆俊義を背中に背負い梁山泊まで運び出すことに成功した。道中、燕青の背中の上で、覚悟をした蘆俊義は頭の中に入っている塩の道の経路を何度も燕青に復唱させる。命は助かった。
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本巻の主な事件は、
1 青蓮寺による廬俊義の捕縛
廬俊義は梁山泊を経済的な面から支え続けてきた大物であり、ここで死亡することがあればそれこそ梁山泊にとって大打撃であるが、弟子の燕青の超人的な活躍により梁山泊へ脱出。この描写は読んでいて非常にハラハラした。
2 梁山泊軍の北京大名府一時占領
北京大名府といえば東京開封府に次ぐ大都市である。一時的であるにせよ、ここを占拠できたということは梁山泊の攻撃力がついてきたということだろう。
3 雄州の関勝将軍による梁山泊進軍
これにより北京大名府の占領は一時的なものとなってしまった。このとき梁山泊にはビッグネームは不在であり、ここでもし本腰を入れて梁山泊を攻められていれば間違いなく陥落していただろう。しかし攻撃しなかったことで、いよいよ関勝の梁山泊入りを濃厚なものとさせる。
4 関勝将軍の梁山泊入り
今まで梁山泊入りした元官軍の将は、その経過の詳細が描かれていたが、関勝の場合は葛藤や心情の移り変わりが主で、具体的な行動の記述がなされていない。実は気になって次巻を見てみたのだが、いつのまにか関勝一派が融け込んでいた。北方氏独特の遊び心の一つなのだろう。
主要な官軍の将もほぼ梁山泊入りし、今後の人事的な展開が楽しみである。本作品の魅力の一つは様々な人間の生きざまが描かれることにある。お気に入りの登場人物は?と聞かれてもまだこれだという者は定まっていないが、全19巻を読み終えるまでには虜になるくらいのキャラが現れるのだろう。それを楽しみに読み進めよう。