梁山泊側もついに暗殺成功
2012/11/24 13:02
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投稿者:sleeping lion - この投稿者のレビュー一覧を見る
この巻はすべての暗殺作戦のケジメをつける巻かも知れない。
史文恭がまた動き、また殺される。
燕青対洪清、死力の戦い。
水墨画の世界のような静かな体術。
息をするのも隙になる。
ついに訪れた、体術者同士の果し合い。
見事な勝負、天晴です!
ついに、そしてついに、梁山泊側の暗殺も成功する。
暗殺というよりは襲撃。
あぁ!宿命のライバルは散り際も見事なり。
すごいです。
今までで一番面白い巻かも知れません。
★6つ。
水滸伝 16 シリーズ
2023/08/03 10:05
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投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
盧俊義は、いったいどういう人物なんだろう。男性としての機能を失わされているようでもある。かつて拷問で設けたのか?謎です。
けれども、彼に仕える燕青が献身的だ。燕青にとって、彼は父のような存在なのだろうか?気になる。
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投稿者:とりこま - この投稿者のレビュー一覧を見る
二十万人を投じた官軍の攻撃は退けたが、梁山泊にも官軍にも少なくないダメージを与えていた。その回復に費やす中、両者とも水面下での闘いを続けており、お互い主要人物に暗殺の手が伸びる・・・。さらに童貫が表舞台に出て、史進との遭遇戦もあり、派手さはないが、禁軍との全面対決を前に静かな闘いが進む。
そして、この巻では扈三娘、孫二娘、顧大嫂、楽大娘子、女たちの姿が多く描かれているのも読みどころ。女たちもまた、静か闘っている。
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投稿者:ワガヤ - この投稿者のレビュー一覧を見る
大きな戦の後の駆け引きで、相手側のボスが一人消えた。すっきりしました。クライマックスに向けて、盛り上がってきています。
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前巻が壮絶な戦いだったので、この巻では少し中休みと言った風だが、そんな中でも闘争は続く。
長い時間を経ることで、やっぱり理念とか変質していくんだなぁ。
残り3巻。
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大きな戦いが終わり、表の戦いはひと段落。しかし、裏の戦いは人知れず続いている。
講和に向けて動く候健。
青蓮寺にも大きな激震が!!
最後の戦いに向けて内部から動き始める。
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(注意※ネタばれしてます。)
いよいよ水滸伝もラストが近くなってきました!
史文恭とのバトルや、袁明・洪清とのバトルもかなりあつかった。
一騎打ちでは梁山泊も官軍と引けをとらないどころか、むしろ強いくらいなんよね。
しかしこ三娘の新婚生活は案の定長くは続かなかったなw
剣を持って浮気相手の家に押し込むこ三娘はまじで怖かったw
そしてラストの女たちの酒盛り。
梁山泊の英傑は男ばかりではないと知らしめてくれました。
しかしかっこいい女傑ばかりだなぁww
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偽の講和案を持ちかける梁山泊。
暗殺屋史文恭またまた登場!!
次の獲物は誰か!?
公孫勝・燕青、青連寺急襲!!
洪青は!?袁明は!?
禁軍最強童貫元帥、ついに梁山泊軍との戦いの準備段階へ。
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【どうでもいいことの中で、ただ死に行く人の姿を見ていた】
ついに暗殺部隊の逆襲が始まる。
また敵の暗殺者もひそやかに入り込む。。
つかのまの休息ありつつの16巻
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嵐の前の前兆か?柴進が史文恭に暗殺され、その史文恭も遂に劉唐に遂に討たれる。
復習戦に致死軍と飛龍軍は正面突破で青蓮寺を襲い、袁明を討つ。一方史進は同貫軍と遭遇戦を行い、一方的敗れる。
新たな闘いの行くえを期待させる。
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梁山泊は回復のため、偽の講和案を進める。史文恭に柴進と裴宣が暗殺され、公孫勝が青蓮寺を襲い袁明を暗殺するまで。
公孫勝がかっこいい。
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大きな戦いの後の、裏でいろいろやるフェイズ。
暗殺あり、心の弱さにつけ込んだ誘惑あり、敵側もいろいろとえげつない手を使ってくる。必ずしも勝つための合理的な手段としてやっているだけではなく、ある種の心のゆがみのような物を反映しているあたりが、なおさら後味を悪くしているのだろうと思う。
もっとも、梁山泊だって負けないほどの裏工作をやっているし、それで戦況をひっくり返したりしているわけだけど。
それにしても、毒殺というのは悲しい。シリーズ最大の暗殺者のあっけない死は、そういう悲しさが物語が消えたという意味でほっとさせてくれる。
最強の敵童貫の登場。さすがに強い。前巻であれだけ苦戦した梁山泊である。そこに本当に強い敵のトップが出現すれば、本当に勝てる気がしないのだけど。
2009/8/20
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★2009年44冊目読了『水滸伝16 馳驟の章』北方謙三著 評価B
官軍との全面的な激戦を北京大名府攻略という奇策で何とか凌ぎきった梁山泊は、次の戦いに備えるため、宋国内の講和派との工作に乗り出し、時間稼ぎを開始する。一方、梁山泊には、次々と人が集まり、戦いで失った兵力を補い、さらに増え5万人に近づいていく。根本的な武器不足を解消するため、北国の遼内に住む女真族と手を組み、武器や馬の購入を大胆に行う。
晁蓋を暗殺した史文恭は、梁山泊の兵站の総責任者である柴進と街を統轄している文官の裴宣の毒殺と刺殺に成功するが、劉唐が遂に捕らえて殺害。
一方、梁山泊の諜報機関のボスの公孫勝は、青蓮寺の首魁である袁明の殺害に成功する。これまでは、一方的に梁山泊のメンバーが殺害されてきたが、いよいよ政府側にも犠牲者が出始める。激戦の後の束の間の停戦期間である。
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童貫がついに動いた。そして、袁明が暗殺される。物語は終盤に向かって加速を続ける。男達だけでなく女達の想いも語られる。愛する男を無くして女がどう思うのか。あくまでも男臭い北方謙三が女を描く。それにしても史進が敗れて、梁山泊は勝てるのだろうか?
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本巻では暗殺や死闘シーンが頻繁に登場し、梁山泊軍、官軍ともに多くのキャラクターが消えた。北方水滸も残すところ4巻なので、北方氏の意思によって消去され始めたのだろうかと感じた。最終的には、続編シリーズである「楊令伝」で残したいキャラクターを除いては、全て19巻までに消え去ることになる。
さて、いよいよ晁蓋を暗殺した刺客:史文恭が再登場!しかも段亭という30代の商人に姿を変えて。まずは孫二娘の食堂に姿を表すのだが「片手がない」という描写に私は一瞬にして史文恭だと見破った。史文恭なら若く見せる変装など余裕でやってのけるだろう。孫二娘の夫であり文治省で民政担当の裴宣、兵站の総責任者である柴進を暗殺、その史文恭も因縁の劉唐に殺されることになる。柴進は第一巻から梁山泊のタニマチ的役割を担ってきており、消えたのが残念である。しかし、青蓮寺の暗殺第一人者である史文恭をも消えたことで、宋江や呉用などの主要人物の暗殺の可能性はなくなったので、一安心といったところか。
間諜担当の孫新は、派手好きで浮気な兄嫁:楽大娘子の犠牲になり呂牛と聞煥章の刃に散る。楽大娘子は単に弟:楽和支援のために梁山泊入りしたのであって、夫の孫立にも官軍への寝返りを示唆するなど、登場人物には珍しく志を持たないキャラクター。典型的な男を駄目にする女性である。弟暗殺を知った兄:孫立は、梁山泊の同志と愛妻との平和な生活との二者択一に悩み抜いた揚げ句、同志を選び妻を殺害…。悪妻よりも同志をとった孫立に「よくやった」と喝采し胸のすく思いがした。
燕青vs洪清の体術の達人同士の打ち合いは、「とうとう来たか!」とワクワクしながら読んだ。一瞬の意表により燕青の勝利だったが、この対決はかねてから楽しみにしていただけに、たった4ページ足らずの記述だったのが少々物足りなく感じた。
そして致死軍隊長:公孫勝は、遂に青蓮寺の総帥:袁明を暗殺。これも意外と呆気ない感じだったが、一度范瑞が失敗しているという伏線があったから、良しとしよう。梁山泊軍の対立軸である青蓮寺はボスを失って、今後の動向やいかに…。後継者はやはり李富か…。
愉しませて貰ったのが、女好きの王英のくだり。新妻:扈三娘と、愛人:白寿がほぼ同時期に懐妊し、逆上した扈三娘が王英を襲うシーンは、ベタベタなドラマであった。王英は飛竜軍なる特殊部隊所属で定位置に留まらないだけに、生涯扈三娘から逃げ切るのか…!?(笑)
本巻はこうしたエピソード満載で、Total3時間くらいで読了出来た。次巻もさくっと読もう。