風雲児たち 幕末編 3巻
著者 みなもと太郎
歴史大河ギャグ漫画、ファン待望の「幕末編」シリーズ第3弾!黒船来航!その時老中・阿部正弘の決断は!?いよいよ風雲急を告げる、江戸幕末期に突入しさらに急展開!歴史はこんなに...
風雲児たち 幕末編 3巻
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商品説明
歴史大河ギャグ漫画、ファン待望の「幕末編」シリーズ第3弾!黒船来航!その時老中・阿部正弘の決断は!?いよいよ風雲急を告げる、江戸幕末期に突入しさらに急展開!歴史はこんなに面白い!!
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黒船来航!!
2017/10/21 23:11
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投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
2007年再読。『ワイド版』を制覇したら、やはり『幕末編』というわけで、第3巻。
第3巻は何と言っても黒船来航がクライマックスと言えるでしょう。ただし、ペリー率いるアメリカの艦隊は突然浦賀沖に現われたわけではなく、ヨーロッパを通じて予告されていたことだったらしいし、アメリカだけが突然現われたわけではなく、ロシアも同様に日本を目指してきていた、なんてことは学校の授業では教わらなかったように思う。
そして、結果的には何もできなかったに等しかったようだけれど、日本の側もただ手をこまねいて外国船が訪れるのを待っていたわけではなく、特に時の老中・阿部正弘は何とか手を打とうとしていたのだ、ということもこれを読んで初めて知ったように思う。
そして、そして、阿部正弘が何とか外国船の訪れることへの対策を取ろうとした時に頼らざるを得なかったのが外様と呼ばれた薩摩、宇和島、筑前、佐賀の藩主たちであり、すでに見る影もなくなっていた尚歯会に連なる人たちであったということもわかり、ここでもまた『ワイド版』と繋がってくるのだ。
こうした阿部正弘を中心とした話の合間を縫うように、吉田松陰や坂本龍馬、佐久間象山らのエピソードが描かれており、非常に充実した1冊となっているように思う。