風雲児たち 幕末編(19)
著者紹介
みなもと太郎 (著)
- 略歴
- 1947年京都生まれ。まんが家、まんが研究家。手塚治虫文化賞特別賞受賞。
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
吉田松陰亡きあと時代へ突入だ
2011/08/27 11:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
「幕末編」も19巻になりました。しかも、きっとみなもと太郎が力を入れて描いていた人物たち(それを彼は「風雲児たち」と呼んでいるのでしょうが)の1人である吉田松陰の刑死が描かれた1巻です。
しかし、刑死そのものはむしろ淡々と描かれており、その前後の安政の大獄の全容や、刑死後の桂小五郎らの動向に力を入れて描いたという感じもあります。
そして後半は、その当時の西郷隆盛の動静と薩摩藩の動きが描かれており、「幕末編」の「幕末編」らしい話が続きます。
幕末は、このマンガを読むまでもなく、多くの傑物が出現した時代で、そんな人たちがいたから魅力的なのか、時代そのものが何か惹きつけるものがあり、だからこそいろいろな人物が現れてきたのかわからないところもありますが、この19巻あたりではそうした人物が入れ替わっていき、時代がまた動いていっているのだということを感じさせてくれます。
「幕末編」になってからコマのサイズが大きくなっているような気もしていましたが、ことこの19巻に限っては、そのコマサイズが内容とうまく合っているようにも思えます。