媚笑の閨に侍る夜【イラスト入り】
著者 鈴木あみ , イラストレーター:樹要
売春が公認化され、遊里として復活した吉原でも屈指の大見世・男の廓「花降楼」。女王のように驕慢な美貌を持つ玉芙蓉は、お職を張るほどの売れっ妓でありながら、なぜかろくでなしの...
媚笑の閨に侍る夜【イラスト入り】
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商品説明
売春が公認化され、遊里として復活した吉原でも屈指の大見世・男の廓「花降楼」。女王のように驕慢な美貌を持つ玉芙蓉は、お職を張るほどの売れっ妓でありながら、なぜかろくでなしの客に貢いでは捨てられる日々だった。借金が嵩み、ついに見世の顧問弁護士・上杉の執務室へ呼び出される。「どうしてあなたはそんなに男の趣味が悪いんですか」「もっとましな男って、たとえばあんたみたいのかよ」眼鏡の奥で皮肉に微笑む彼を、意趣返しに誘惑しようとする玉芙蓉だが…。大人気・花降楼シリーズ第6弾!!
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執着攻め!!!
2016/01/29 13:45
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DaikHanyama - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回はお客との恋愛ではなく、遊郭の顧問弁護士との恋愛。
これがとても良かったです。
冷静沈着でちょっと冷たく見える弁護士が、実は長年玉芙蓉のことが好きで・・・という設定がたまりません。
一番好きなカプ
2020/07/08 16:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まぐろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ中、1番好きなカップルです。
どんどん絆されていく受けがかわいい。会えなくて寂しがったり焦ったりするところが最高です。
だめな男にばかり引っかかって不憫な受けですが、普段は色気たっぷりな美人さんです。
また、攻めが弁護士で客じゃないというのがポイントだと思います。周りにバレないように会っては、えっちする関係になるんですから。
最後はけじめをつけるところが最高にかっこいい攻めでした。
個人的には、情が深い玉芙蓉が好きですね。
2017/11/28 10:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:楓 - この投稿者のレビュー一覧を見る
下記の内容は、一部ネタバレする箇所が有るかも知れません事を、どうぞご了承下さいませ。
先ず、父親の死に関して強く負い目を感じているが故に、ダメ男達に貢いでしまう玉芙蓉は、嫌いでは有りません。
そして、玉芙蓉が本質的に情が深いタイプの人間だからこそ、ダメ男達につけこまれる隙が生まれてしまっていた様な印象を受けました。
それから、玉芙蓉が年季明けがずっとお職を張れていたのは、艶やかな美貌や“床上手”さだけでなく、登楼されたお客様の心を捉える様な頭の回転の速さ,深い洞察力,様々な事象に対する知識に裏打ちされた言動や態度等を持ち合わせていたからなのでは.!?
例えば初めて上杉と出会った際に、上杉が独り佇みなから発した呟きに対して、咄嗟に「西行」と応えるシーンにも、それは色濃く表れている様に感じられますね。
更に、例えば間男との関係がギクシャクして禿に当り散らす様な言動を取ってしまう事も有っても、それ程悪い人の様には感じませんでしたね。
それ故に、玉芙蓉が上杉と出会って、紆余曲折の末に父親の死に対する負い目を払拭出来た上に、彼に身請けされる事になって、本当に良かったと思いました。
以上の様な次第で、個人的には、情が深い玉芙蓉が好きですね。
P.S
玉芙蓉付きの禿だった時分の蜻蛉と綺蝶の話も登場して参ります。
その時分から綺蝶が、蜻蛉をまるで猫缶を目の前にした猫の様な感じで見ていた事を、洞察力が深い玉芙蓉がしっかりと認識しております事に対して感慨深いですね。
初登場時は
2015/10/17 11:26
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
嫌なやつ~~~って思ってしまったけどこの話を読んでなんか憎めなくなりました。ちょっと出のキャラかなぁ~と思ってた子もそれぞれにしっかりストーリーを作ってくれるのはオムニバスもの好きには嬉しいですね。
次はどの子が出てくるのかなぁーと楽しみになります。
男運のない傾城
2016/11/15 17:01
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投稿者:みかみか - この投稿者のレビュー一覧を見る
男運のない傾城・玉芙蓉と遊郭の弁護士のお話。
短編集でシリーズ終了かと思いましたが、シリーズはまだ続きます。
玉芙蓉のようにダメ男にばかり引っかかる人間ってリアルでもいますよね。
こういう人間は誰かに手綱を握ってもらわないと堕ちる所まで堕ちていきます。
実際、玉芙蓉は傾城なのに男に貢ぎすぎて借金漬け。
多少Sですが、上杉に拾ってもらえて本当に良かったですね(笑)
時期的に蜻蛉と綺蝶の禿時代のエピソードがあります。
何となく2人の話を読み返したくなりました。
ダメンズウォーカー
2021/11/07 19:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
不幸街道を自らまっしぐらの典型のような傾城・玉芙蓉だった。DV夫から逃げられない妻みたいに「この人は自分がいなきゃと・・・」と思い込んでる。
終盤ダメ男を見捨てられない理由が明かされるが、本質的に愛情に飢えていたのだと思う。
誰かに愛されい、必要とされたい、認めてもらいたい。廓に売られてくるような過去を持つ人間は寂しくて哀しい生き物だとつくづく思う。
禿に辛くあったっていたから嫌な奴かと思っていたが、それなりに理由があり当たり前だが可哀想な人間だった。
ダメンズの連鎖がこれで断ち切られて良かったと思う。